老子の「足るを知る」という言葉が嫌いだった|韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に見る格差のはなし
わたしはずっと「足るを知る」という言葉が嫌いだった。
「足るを知る」は、古代中国の思想家、老子の言葉。「今持っているものに満足することで精神的に豊かになる」という意味が込められている。
でも、今持っているものに満足してしまったら、一生「ココ」から抜け出せない。「ココ」ではないどこかを求めて努力することは、そんなにダメなことなのだろうか。
「足るを知る」の意味と違和感カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した、ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」。
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