高2の4Q)家庭料理の定義

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生で現在は2年生。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。4月から高3、受験生になります。

子すずめは「私は家庭料理ならできる」とクラスメイトに言っているらしい。だが、家庭料理というのは単にジャガイモの皮をむいたり、人参を切ったりするという単純作業をこなせることを意味しない。家庭料理ってのはご飯をおにぎりにしたり、永谷園お茶漬けにして食らうことではない。冷蔵庫の中にある[あり物]を利用して、[あり物]の中でもできるだけ賞味期限が近いものから使って、手を加えて調理して美味しくいただくのが、家庭料理の極みなのだ。子すずめの家庭料理の定義が甘いのではないか?というのが常々私が感じていることなのだが…

なんと子すずめが…手羽先を…冷蔵庫に鎮座していた手羽先を…名古屋の甘辛手羽先のようにたれを絡めて調理して、夕食として家族に出して食べていたのだ!しかも、次の日の弁当のおかず(その日はまだ4Qの最中で次の日が登校曜日だった)として一品、豚コマ×玉ねぎスライスの炒め物を少量用意していた!

その日は私が多忙の予定だったので、前日に「冷蔵庫にはアレとコレとソレが入ってるので、何か作って食べること。アンタ、家庭料理できます的なことをクラスメイトに言ってるそうだけど、家庭料理ってのは[あり物]を工夫して使うことが極意!夕飯作って食べておいて」と申し伝えておいたところ、子すずめはCookpadさまにご相談申し上げて、試してみたそうです。私の定義した[家庭料理]、クリアしてきた。付け合わせにキャベツ切ってコールスローまで作ってた!

単なる一過性の出来事だとは思うけれど、一回できたということはあとは慣れだろうから…多少放っておいても自分で[家庭料理]がそこそこできる人間に育っているようで…私はいつ死んでも大丈夫ってことだな、とホッとしました。

あ、私、死ぬ気はさらさらありませんが、信長が言うには「人間50年~下天の内をくらぶれば~夢幻の如くなり~」だそうなので、信長の定義では私はゾンビ。今私が死んでもそこそこ自活できる程度に子すずめが育ってくれたらしき痕跡を見るとうれしいです。

心の病を治療するために「料理療法」が取り入れられている…というか、自分の食事を自分で作ることができる人はメンタルが安定しているとか、自炊は自分の心に効くいうニュースを読んだことがあるので、どうかその技を体得して私のもとから飛び立ってほしい。

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