高2、夏休み中)Heart GlobalのMusic Outreach Workshopに参加

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校2年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

N高のネットコースや通学コースの話題ではなく、角川ドワンゴ学園とは全然関係ない自主的な活動(?)について、です。

子すずめがまだ小学生だった頃から、Young Americans Music Outreach Workshopという、ダンスと音楽を通じて子供たちの表現を拡げようという趣旨のワークショップに毎年参加していました。3日間で1時間のダンスあり、歌あり、演技あり、世の中のことを考える時間ありのショーを作り上げるというワークショップです。ダンスや歌を教えてくれるのがアメリカにある非営利団体Young Americansの青年たち(18歳から25歳くらい)です。
このお兄さん&お姉さんたち(キャストと呼ばれています)はアメリカの南カリフォルニアにあるPerforming Arts(舞台上で何らかの身体表現をする芸術)に関する教育機関でダンスや歌を勉強しているだけでなく、それをどう他の人につたえるかの科目(教育心理学など)も学んでいます。教育機関自体はアメリカにありますが、アメリカ人だけでなく日本人キャストやヨーロッパの国出身のキャストもいますが、英語の歌を歌ったりダンスしたりします。英語でダンスを学ぶワークショップ…ではありますが、ダンスのプロになるためのワークショップではなく、初めて会った年齢も様々な受講生(小1~高3まで参加可能)がお互いを認め合いつつ1時間のショーを作りあげるということで、Teamwork(チームワーク)やSelf-worth(自分自身に価値があると感じること)を軸にダンスや歌の練習をしていきます。何か一つのセッションが終わるたびに、「自分に拍手」。誰かが何か意見を言ってくれたりした時も、その人に拍手。みんなには力がある、みんなはできると言葉に出して、支えてくれるのがキャストです。(Young Americansの設立経緯や歴史などに興味がある方は、日本人のYoung AmericansキャストのEllyさんが2020.05.23に投稿したブログを読んでみてください、とても分かりやすいです)

教育ワールドで名を馳せている工藤勇一校長(元麹町中学校校長で、宿題や定期テストを無くした取り組みが様々な書籍になった人)も、麹町中学校の校長だった時にYooung Americansのワークショップを取り入れて、それについて感想を書いていらっしゃいます。(「自己決定を繰り返すことで人は自律していく」横浜創英中学・高等学校長 工藤勇一氏が実践する、自律型人材を育てる「三つの言葉」とはの記事でもYoung Americansの言葉かけについてのご感想をお話されています)

そのYoung AmericansがCovid-19の感染症蔓延抑止のためにワークショップツアーに来日できなくなり、様々な尽力の末にHeart Globalという団体に生まれ変わってMusic Outreach Tour、音楽を届けるツアーが再開されました。

厳密にいうと、コロナ禍の最中でもオンラインでワークショップが開催されていたし、昨年の夏ツアーも開催地限定で開催されてはいたのだけれど、予定が合わず参加できなかっただけなのですが、今年は!満を持しての、日本全国各地で4年ぶりのワークショップ再開だったのです。

Heart Globalのワークショップで具体的にどんなことを学んできたのかは、さすがに高校生ともなると保護者には追尾しきれませんが、ショーの中のソロパートを選ぶミニオーディションに積極的に参加して、ラップのJoyfful Joyfulのソロパートを最終日のショーで担当させてもらっていました。

保護者の私自身も、4年前と同じように会場ボランティア(地域サポーター)として会場の案内係などのお手伝いをしつつ、休憩時間にショーのための練習をする子どもたちの様子を眺めて、「相変わらず、参加者をモチベートする声掛けとか、子育ての参考になるなあ…」と感嘆していました。質問への回答としてはちょっとずれたような発言をする子に対しても、「そう思ってるんだね」と受け止め、「自分の考えを皆にも伝えてくれてありがとう」と、行動した勇気に対して賛辞を贈る姿勢がいいなあと思って、見つめていました。そういう土壌があるところでは、失敗することを極端に恐れずに済み、どんどん挑戦してはクリアして、笑顔が増えていく子どもたちの様子を見ることができて、私の方こそ勇気づけてもらった夏でした。

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