美味しいは正義

「かわいいは正義」という言葉がある。
そういう考えがあるんだなとか、若い子の間ではそうなんだな、などという風にしか思っていなかった。

幸せだと感じた場面を思い出すと、出てくるのは自分の好きな方々に囲まれて美味しい食事をした時のこと。
その時に、尊敬する方が
「美味しいって正義なんですよ」と仰っていた。

金額の高い安いではない。もちろん上手下手は関係あるだろうけど、大事な基準は食べる人のことを思って作られた料理なのかどうかのようだ。
その方は食事が美味しくないと幸福度に大きな差が出るように言われていた。

そういえば確かに私も、丁寧に作られたお店の料理を一口食べて涙したことがある。
子供に愛情をかけるように、丹精込めて作られたのだろうなというのが伝わってきたのだ。

その時、私は食べているだけなのに、とても心が満ち足りたことを思い出した。

そんな経験も重なって、幸福度を上げるためには美味しいものは必要なものだとわかってきた。

実は今まで身体にいいものは取り入れるようにしていたけれど、そこまで美味しいにこだわって作っていなかったのだ。
思えば、美味しくなくても不味くはないから食べるという感じだったのだろう。

それが最近はだんだん美味しいものを作るようになってきた。少しでも美味しくないと思ったら味を調節したり、食べ方を変えてみたり。
それだけで心にも喜びが増えるようになってきた。
少しの工夫なのに、大きな違い。

まさに美味しいは正義。
美味しいものはしあわせを生む。

味ももちろんだが、美味しさを楽しむ心の味わいも合わせて堪能していきたい食欲の秋。

最後まで読んでいただきありがとうございました! あなたのしあわせを願っています♡