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有機野菜と無添加食品のお店、「地球畑」に行ってみた!

こんにちは!エコレポメンバーのゆーひです!

今から20年ほど前に開店した地球畑は、
農薬や化学肥料を使用しない有機野菜を主に取り扱い、
他にも環境に配慮した加工食品や日用品を販売しています。

今回は、地球畑の創立者であり、現代表でもある大和田明江さんに、
地球畑のもっと深い部分を聞くべくインタビューをしてきました!

お話を伺ったのは荒田店に併設している地球畑カフェ。

僕も以前、ここで美味しいご飯をいただいたことがあります😋

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~有機農業との出会い~

東北出身で小さいころから海を見る機会が多かった明江さんは、
水俣病によって水俣市の人たちが差別されていることに強く心を痛み、
水俣差別の反対運動に加わるようになりました。

その運動で一緒に活動していた世志人さんと出会い、2人は夫婦になりました。

世志人さんは「鹿児島で有機農業をやりたい!」という希望をもっていました。
明江さんも有機農業をすることで何にも縛られない生活が送れるのでは、と夢見て
一緒について行くことにしました。

明江さん有機農業を始めたきっかけは、世志人さんとの出会いだったのです。
もともと興味がある人しかやっていないと思っていた僕には驚きでした。

~地球畑ができるまで~

当時、有機野菜を扱ってくれるお店はなかなかありませんでした。
販路がないため、有機農家としてやっていくことは大変厳しい状況でした。

そこで大和田夫妻は、「みんなが集うことで、有機農業をしやすい仕組みづくりを」
という思いでひとつの組織を作りました。
それが日本最大の有機農業生産者集団「かごしま有機生産組合(以下、組合)」です。

「地域の中で有機農業を広めていくためにはどうしたらいいか」
「どう販路をつくっていくか」
考え続けた2人は組合でお店を作ることに決めました。

決心したはいいものの、課題は山積みでした。

「一体誰が店をまわすのか」
「借金を作ったらどうするのか」
「はたして素人がやっていけるのか」
など、様々な不安がありましたが、

「消費者と顔が見える関係を作りたい」
「有機に対しての意識の大小に関わらず出会える場所を作りたい」
という願いを実現させるため、苦労を乗り越え、
お店を開きました。

1店舗目の西田店がオープンするまでに、
こんなストーリーがあったんですね!


~地球畑を始めてから~

以前は近所の人や組合関係の人、限られた人としか関われなかったけど、
お店を持ったおかげで、市街に住む人や有機農業を知らない人など
今ではたくさんの人とつながることができているそうです。

「社会を変えていくためには多くの人の力が必要だから、
 人が集まる場所が作れてよかった」


~若い人たちに向けてメッセージ~

日本全体(の環境対策)が遅れている中、10代・20代の環境への意識がとても高いので
希望を感じています。

これからどんな生き方、自然とどんな関係を築いていくかを考えていくことは
大切ですし、危機の共有も大切です。

環境問題に取り組むことは自分たちの命を守ることにつながるし、
自分だけ安全であれば大丈夫といった概念はこれからの時代に合っていないので、
共に生きていく、分かち合う社会の概念を若者同士で考えていってほしいです。

今回環境に配慮したお店をリサーチしていく中で、
「環境に配慮している商品取り扱っているお店はどこだろう?」と考えて
まず思いついたお店が地球畑でした。

僕は以前から環境問題について興味があったため、
このようなお店が身近にあるのはとてもありがたいと思います。

今回お話を伺わせていただいた大和田明江さん、
本当にありがとうございました!



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