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モノの循環の拠点”ECOBASE”に行ってみた!

こんにちは!

記事を担当させていただく,エコレポメンバーのれふとです。

今回は,薩摩川内市にある”ECOBASE KAGOSHIMA"さんに取材に行かせていただきました!

(以下,ECOBASEさんと表記。)

ECOBASEさんは,株式会社ecommitさんが運営しています!


以下は,株式会社ecommitさんのホームページとインスタグラムのリンクになります!

【インスタグラム】

https://www.instagram.com/ecobase_kagoshima/

【ホームページ】
https://ecommit-kandk.com/


1,原点

元々,数年前にecommitの社長さんや役員の方々が,アメリカのリビルディングセンターに視察に行かれていました。

”リビルディングセンター”とは,

ReBuilding Centerはアメリカ(オレゴン州・ポートランド) にある建築廃材のリサイクルセンター

参考) https://www.rebuildingcenter.org/

のことです。その視察もあって、モノが循環する拠点として、象徴になるものをつくりたいという想いが芽生えたそうです!


そして、2019年サマーインターンシップ。

参加した学生に与えられた課題は,

廃材のホームセンター。鹿児島に、モノの循環を生み出す継承の港をつくる事業計画を考えなさい。

というもので,

このインターンシップをきっかけに,さらに具体的なECOBASEさんの構想ができたそうです!

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ECOBASEさんは,

”循環を生み出す基地”であり,

地域住民をはじめ,鹿児島県の方々に身近に感じてもらうということを大事にしているそうです。

ここでは、

まだ使えるモノを引き取ってくることを,"レスキュー" という言葉で表現していて,すごく印象に残っています。

確かに,そのままだと燃やされてしまうものを引き取ることは,そのモノにとっては,もう一度輝けるチャンスをもらえたということになり,こういった形の,"レスキュー" もあるのだなと感心しました。

また、"Roots & Story “ という言葉が入り口に書かれていて、実際に"ECOBASE”さんを見学させていただいて感じたこととその言葉が非常にマッチして、この言葉も印象に残っています!


2,”エモさ”は価値


”エモさ”

僕が今回の訪問で一番感じたポイントです。

ECOBASEさんには,たくさんの再利用できるモノが置いてあります。

しかし,それだけではなく,

そのモノそれぞれに”ストーリー”(背景)があるのです。


特に印象深かったのは,

以前まで線路の枕木として使われていた木材。

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僕自身,そのストーリーを聞くまでは一般的な建築木材にしか見えていませんでした。

だからこそ,

”ストーリー性”はこんなにもヒトの心を打つのかと感動しました。

僕たちにも,いろんな”生き様(ストーリー)”があって,

それを知ると,よりその人と親しくなれるような感覚が僕にはあります。

それと似たような感覚でした。


”エモさ”

すなわち,人の心に訴えてくる美しさ。


それこそが,ECOBASEさんに置かれているモノの価値を,

決められた価格以上に引き上げ,

生かし方次第でその人ならではのオリジナリティを生み,

さらなる満足感を得られる秘密なのだなと感じました。


3,(鹿児島に住む)若者に対するメッセージ


ECOBASEリーダーの西澤さんにメッセージをいただきました。

”鹿児島に誇りを持ってほしい。鹿児島には,薩摩藩英国留学生として若者でありながらも海外に進出して言った若者がいた。今度は,環境分野で『鹿児島』の名を世界に広めていってほしい。”

と力強いお言葉をいただきました。


今回,この取材が実施できたのは,

事前の準備や当日の送迎,取材の段取り等,

様々なご足労があったからです。

本当に感謝しています。ありがとうございました。


4,あとがき


僕は,”エコレポ” メンバーとしてこれまで活動してきました。

それだけでなく,

環境活動家の方を大学に呼んだり,駅前で呼びかけたり,

”いわゆる環境問題”に対して様々なアプローチをとってきました。


しかし,活動していてもやもやすることが沢山あります。

”そもそも環境問題とは何なのか。”
”自然環境は守るべきなのか。”
二酸化炭素の排出を削減することが地球温暖化防止につながるのか。”

いろんな疑問が浮かびます。

その度に,自分のしていることの無力さを痛感します。


”もう一度は環境問題に関わることはやめよう。

結局,自分が幸せに生きていければそれが一番なのだ。”


そう想って距離を置いたこともあります。

しかし,また戻ってきました。


それはなぜなのだろう。と考えたところ,


それは,

”自分も環境(自然)の一部だから。”

という結論に行きつきました。


以前,環境は鏡のようだと思ったことがあります。


”自分たちが環境に対して行ったことが,

結果,自分たちを現在(将来)苦しめることになる。”

つまり,

環境に配慮した行動をとれば,環境からはそれ相応の反応が返ってくるし,

逆もまた然りだということです。


繰り返しになりますが,

なぜ環境問題に対してアクションを起こし続けるのか。


その答えは,

自分が社会を生き抜く”人間”でありながらも,

自然環境を生き抜く”ヒト”である

からかもしれません。


どういう生き方をするのか。

それは人の数だけ”答え”はあります。

しかし,”正解”の生き方はないと思います。


だからこそ,

”自分なりの答え”を大事にしていきたい。

自分の想いにまっすぐに,正直に生きていきたい。

そう思っています。




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