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暮れゆく景色


この表示板。いつの間にか液晶に。わたしが一番乗っていた頃はまだパタパタと回転表示だったなぁ。

先日久々に御堂筋線に乗った時、梅田〜心斎橋も少しずつリニューアルされていて、シャンデリアのような照明は昔の名残も少しありながらも新しい。
このデザインも嫌ではないけど、なんで昔の意匠を活かせないんだろう?とも思ってしまう。

先日阪急百貨店の前にある通路の昔の姿を写真で見かけて、老朽化への対策や耐震対策は大切だけど、従来の形を活かしたやり方って技術の進歩をもっても難しいのだろうか?と。

子どもの頃から慣れ親しむ場所がどんどん記憶にある景色から遠ざかっている気がして、寂しい気もするのだ。

車も。安全性から行くと、中身は新しいものが良いのだろうけど、外観は昔のままを残してほしいものもある。

「変化」はわたしの好むところでもあるけど、変化するなら何でも良い!とも思わない。

大事な部分を削ぎ落としてないだろうか?
形だけ整えてキレイに見せようとしてないだろうか?
とあちこちで思うようになった。

歳をとったから「昔が良かった」なんて、過去を懐かしんで……みたいなのもあるのかもしれない。

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