2023年第4四半期決算まとめ(2024/1/27 Factset記事)
【Key Metrics】
25%のS&P500組入企業が決算発表を終えました。
69%がEPSでポジティブサプライズ、68%が売上でポジティブサプライズを出しました。
2023年第1四半期決算では、平均で前年比-1.4%の利益成長を予想されております。
2024年第一四半期に向けて、14社が強気な、9社が弱気なガイダンスを出しました。
PERは20倍です。(5年平均18.9倍、10年平均17.6倍)
純利益率は10.7%でした。
【Earnings Surprise Percentage】
・平均して-5.3%のサプライズがあった。(1年平均5.7%、5年平均8.5%、10年平均6.7%)
・工業セクター(7.3%)は最もポジティブサプライズ幅が大きく、AAL,UAL,GEが目立ってよかった。
・エネルギーセクター(7%)は2番目にポジティブサプライズ幅が大きく、VLO,HALが目立ってよかった。
・金融セクター(-24.5%)はネガティブサプライズ幅が大きかった。C,TFCが目立って悪かった。
【Forward Estimate】
次の四半期は利益成長4.6%、売上高成長3.7%が予想されています。
2個先の四半期では利益成長9.4%、売上高成長4.7%が予想されています。
今年通年では利益成長11.6%、売上高成長5.4%が予想されています。
【所感】
コンセンサスとの比較の平均は-5.3%であり、悪い決算が多いと言えます。
PERは20倍で、高いといえます。
今年の成長率予想は下方修正されています。
目先の株価は下向きやすいと予想します。
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