$DAL 2023年第2四半期決算分析
【今回決算】
売上○:実績156億ドル vs 市場予想144億ドル
EPS○:実績2.68 vs 市場予想2.40
【業績推移】
*今期業績
売上高成長率は前年同期比+13%でした。売上高は2019年第2四半期より24%高い数字です。
レジャーへの強い需要が業績に反映され、パンデミック発生以前よりも良い業績となりました。
1ガロンあたりの燃料コストは2022年第1四半期以降で最安となる2.52ドルでした。
一方で給与支払いが36.9億ドルとなり、ここ数年で最高の水準となりました。
営業マージンは15.9%でした。前年同期は11%で、2019年では17%でした。
*ガイダンス
2023Q3
売上高:前年同期比+11~14%
EPS:2.2~2.5(前年同期はnonGAAPで1.51)
通年ガイダンス
売上高:昨年+17~20%(従来のガイダンスは15~20%)
EPS:6~7(従来のガイダンスは5~6)
【総評】
すでに経済再開や消費性向の変化による需要が業績に反映されているので、来年以降の決算では前年比較がかなり厳しくなることが予想されます。
ただ、足元では経済が強くサービスへの消費が旺盛なので株価は堅調に推移してきました。
決算発表後、株価は一時上昇しましたが1日を通して大きな出来高で売られました。
既に売上高成長率が20%を割り込んでおり、今後は低成長になると思います。
バリュエーションは7倍前後と割安ですが、今から買うのは遅いように思います。
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