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011: 家計簿として金銭出納帳を使う

紙の金銭出納帳を家計簿として使えないか検討してみたのですが、使えました。

1. はじめに

2020年に Google スプレッドシートを使った家計簿を紹介したのですが、手書きで家計簿をつけるとき、ルーズリーフの金銭出納帳を使うとできることに気づいたので、頭を整理する意味で書いておきます。

DAISO、Seria にはB5の金銭出納帳のルーズリーフがあるのを確認しています。様式を自分で作らなくても買ってくれば即座に家計簿として使えます。

便宜上、Google スプレッドシートの様式を使って説明します。

2. 金銭出納帳の様式

金銭出納帳の様式は小学生の小遣い帳と意味的には一緒です。

項目は以下の通りです。

  • タイトル

  • 日付

  • 摘要

  • 収入金額

  • 支払金額

  • 差引残高

経理の帳簿として使う場合はちゃんとした書き方があるようですが、自分は一番簡単なものにしました。

3. 家計簿としての使用例

食費・日用品費という1費目の例を作ってみました。

自分の場合は、レシート単位に家計簿をつけているので、食品スーパーで日用品を買ったり、ドラッグストアで食品を買ったりすることから、費目を分けないで管理しています。もちろん、必要に応じて分けても、他の費目を足しても問題ありません。

食費・日用品費の前提

  • 週予算で、1日 2,000円、7日で 14,000円

  • 主に、食品スーパーとドラッグストアでの買い物が対象

  • キャッシュレス決済が基本、どうしてもの場合は現金決済

ルーズリーフを3枚使います。タイトルは以下の通りです。

  • 食費・日用品費

  • 食費・日用品費の貯金

  • 財布

4. 食費・日用品費

この表の通りです。

  • 8/8など、週初めに2,000円を貯金に移しているのは、この週で予算を全部を使い切らないための手順です。少し貯めておいて、必要な時にまとめて使います。赤字の時も貯金を使います。

  • 8/14 は週の締めで、1,000円単位で貯金に移しています。いくら貯金に移すか、それ以外を翌週に繰り越すかは自分流です。これが常に正解というわけではありません。

  • 8/14の下の線は週締めの意味です。

  • 8/19 に赤字になったときに、1,000円単位で貯金を使います。1,000円未満の赤字を残すのは自分流です。

  • 8/21 が週の締めですが、1,000円未満の赤字は繰り越します。これも自分流です。

5. 食費・日用品費の貯金

この表の通りです。

  • この貯金は年をまたがって繰り越すことができます。予算は使い切るのが目的なのでほどよく貯金があると安心です。

  • 円単位の貯金に対応しています。1,000円単位はひとつの考え方です。

6. 財布

現金の決済でレシートをもらえない場合もあるので、現金のチェックは重要です。

  • 予算の動きと現金の動きは別に記録します。

  • クレカ、電子マネーの動きは管理しません。煩雑になるだけでメリットがありません。予算を管理しているので、使いすぎはあり得ません。また、決済用の口座に残金が十分にあれば引き落とし時に不足することはないでしょう。

7. まとめ

手書きには時間がかかるものの、複雑なものでなければ手書きの家計簿でも十分管理できることがわかりました。ルーズリーフの金銭出納帳を使えば様式を自分で作る必要もありません。シートの並び替えが必要なので、綴じノートの金銭出納帳では使いづらいでしょう。

収入、支払、差引が家計簿の重要ポイントであり、特に差引が買い物時に認識しておかなければいけない数字です。

今回、ポイント使用の手順は説明しませんでした。自分はマイナスの支払で計上しています。ポイントのルーズリーフを1枚使って管理します。


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