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「レベルアップしたいこと」は特にない!? 事業部長が語る理想の自分とは【インタビュー】

今回は、noteのお題企画 #レベルアップしたいこと に絡めて、⌘moc課の創立者でもある望月部長に、ライティングチームがインタビューを実施しました!


プロフィール

望月 建乃介
株式会社eclore Webマーケティング事業部長。サッカーのプロを目指す小学生チームのコーチや建築会社の営業マン、薄毛治療クリニックのWebマーケティング担当など、さまざまな業種を経て2021年に株式会社eclore入社。
現在は事業部長として、⌘moc課各チームのマネジメントやクライアントへの提案・フォロー、またプロジェクトのディレクションや広告運用など、Webマーケティングにかかわる業務全般を担当。
座右の銘は「お前はまだ何者でもない」(漫画『蒼天航路』より)。最近の楽しみは、1歳になった⌘moc課と愛娘の成長を見守ること。
愛称は「もっちー」。

一週間前の自分よりも、今日の自分のほうがいい。

――さっそくですが、望月さんが「レベルアップしたい!」と思うのは、どんなことですか?
 
望月:
正直、「これをレベルアップしたいな」って思う特定のことは、ないんだよね(笑)
 
――えぇ!? ……と、言いますと。どういうことなんでしょう?
 
望月:
個別のスキルではなく、僕個人をレベルアップしたい……というのが、より正しいかなぁ。
RPGの職業に「勇者」「僧侶」とかいろいろあるけど、それが僕の場合は職業「望月」みたいなイメージですね。
「望月」のレベルを高めて、最高の自分になりたい! っていう気持ちが今は一番強いかもしれません。
 
僕は常に「一週間前の自分よりも今日の自分のほうがいい」と思ってるんです。
最高の自分に近づくために、日々頭を回転させて、いろんなことを勉強しているから。
……って言うと偉そうに聞こえるかもしれないけど、半分は“そうあるべきだ”と自分に言い聞かせているようなイメージです。
自分に自信があるわけではなくて、むしろその逆で(笑)
全然、自信ってないんですよね。
 
――望月さんって、いつも幅広い業務をこなされていて、社内でも有数のセンスの持ち主にみえているので、「自信がない」というのが意外です。
 
望月:
いやいや。
「自分にセンスがある」なんて思ったことは一度もないし、自分は「このまま何もしなかったら“普通の人”以下」だと本気で思っているよ。
これは昔からそうで、「基本的にはやらなきゃ人よりできない。でも、やったらそれなりになる部分もある、だから人より頑張らなきゃ!」っていうのが染みついてる感覚です。
 
特に30代に突入したあたりからは人生のことを考えて「とにかくもっと勉強しなきゃ」という一心で頑張ってきたっていう感じです。
その延長で、僕という個人をレベルアップさせたいっていう考えになっているんだと思います。
 
――なるほど。
望月さんがそのような考えをもつようになった背景を聞いてみたいです!

紆余曲折あり、Web業界本格参入は30代から

望月:
今でこそ、Webマーケティング事業部長としてやらせてもらっているけど、僕がWeb業界に入ったのって30代のときだから、実はキャリアは短いほうなんだよね。
異業種の転職を繰り返してきたから、「何かが身についた」「自分のなかに積み上げられている」っていう感覚がそれまでずっとなくて……。
そういうのも、背景としてはあるかなぁ。
 
――最初はサッカーのコーチをされていたんですよね。
 
望月:
そうそう。
清水エスパルスのスクールで子どもたちにサッカーを教えていて、やりがいはあったし、コーチとして食っていける実感もあったんだけどね。
「将来、ずっとひとりならいいけど、家族をもったときには養うことができないかも」っていう不安があって。27歳のときに転職を決意したの。
 
最初の転職先は、建築会社の東京支社配属の営業職ですね。
理由は2つあって、1つはサッカーのコーチとして、ずっとジャージ姿で仕事をしていたので、まず「スーツを着る仕事をしよう」っていう基準を決めていたから。
そしてもう1つは、「日本の中心である東京で仕事をしたい!」っていう願望があったから。
 
入社当時の年齢は27歳だったけど、異業種からのチャレンジだったので、遅れを取り戻すために一生懸命働きました。
……なんだけど、30歳ぐらいのときに、静岡にある本社へ戻ってきて欲しい、と、転勤の話があって。
僕としては、東京に居たい気持ちが強かったからその話はお断りして、結果的に辞めざるを得なくなって、また転職することになったんです。
 
じゃあ、次はどんな仕事をしようかな? って考えたときに、昔からテキストサイトを自分で作ったりmixiに日記を書いたりしてて、インターネットが好きだったから、Web業界を目指そうということになりました。
 
――30歳でのWeb業界への転職が、今のお仕事につながっているんですね。
 
望月:
そう思うよね? でも、当時は全然うまくいかなくて(笑)
「お前、Web業界合ってないよ」「使えない」って言われて、退職勧奨されちゃったから、初めてのWeb業界は半年しか居られませんでした。
 
――今の望月さんからは想像がつきません……。
 
望月:
そこからもちょっとバタバタしたかな。
友達と新規事業を立ち上げる話をして、友達が経営するWeb業界の会社に入ったんだけど、参入先の業界の偉い人に「若造が! 業界のこともわかってないのに、こっちの利権を侵すようなことをやるな!」みたいな感じで怒られちゃったんだよね……。
結局、僕が当時やろうとしていた事業は今とっても流行っているので、間違ってはなかったはずなんだけどね(笑)
 
その後は、クリニックの運営業務をメインでやりながら、Web関係も一部担当していて、34歳ぐらいになってやっとWebの業務に専念できるようになった……という流れです。

30代は「勉強の年」。40代に突入した今は?

――紆余曲折を経て、Web業界に戻ってきたんですね。
 
望月:
そのとおり、まさに紆余曲折で。
自分としてはとにかく、目の前の仕事を一生懸命やっていただけなんだけど、改めて専念する環境ができたらから「ここからはこれで頑張るぞぉ!」っていう感覚だったな。
 
異業種の転職を繰り返していたから、いろいろ経験できた反面、それらが身についているのか? 将来大丈夫なのか? って考えると、正直、自信はなかったし……。
 
収入の面でも、20代のときは月15万円ぐらいしかもらえない時期もあって、電気を止められてろうそくの灯りで生活していたときなんかもあったから。
そうなると「家族を養っていく」どころの話じゃないよね(笑)
 
そのころに思っていたのは「50歳、60歳になったときに、下り坂になっていたくないな」ということ。
とにかく「ここから盛り返さないと人生詰むな」という危機感が明確にあったから、“60歳がこれまでの人生で一番稼げている状態”を目指そうと。
そのために、30代はとにかく、なんでも吸収する「勉強の年」にしよう、30代をやりきろう! と、より意識して毎日を過ごすようになりました。
本格的にWebマーケティングに携われるようになったのは34歳のときだけど、それまでも一部の業務には携わっていて、やっているうちに手ごたえは少しずつ感じていたからね。
 
……以上が、「一週間前の自分よりも今日の自分のほうがいい」「自分自身をレベルアップさせたい」って考えるようになった背景ですね。
かなり長くなったけど(笑)
 
――ちなみに、昨年40代に突入されましたが、「30代は勉強の年」からの、40代はどんな年にしたいですか?
 
望月:
結局変わらず「目の前の仕事を一生懸命やること」ですかね(笑)
 
以前からずっと「自分の仕事を最高のものにしたい」「納得のいくものをお客様に出したい」って想いで仕事をしているけど、そのためには、目の前の仕事を一生懸命やるしかないよね。
実際それを繰り返していたら、少しずつ自分のなかにスキルや知識が積み重ねられていくような実感がもてるようになって、できることも増えたし、過去の仕事の経験を繋げることもできるようになってきた。
 
頑張ってきた結果、今こうやって事業部長をやらせてもらって、おかげさまで家族を養えるようにもなったから、これからももちろん継続していきたいね。
「30代は勉強しなきゃ」っていう想いでやってきたことが、なんとなく実を結んだ感覚はあります。
なので「40代になったから今度はこっちを頑張ろう」とかではなく、引き続き「目の前の仕事を一生懸命やろう」と思っています。

「最高の自分」に向かって、これからも目の前の仕事に一生懸命に

――目の前の仕事を一生懸命やることで、ご自身がレベルアップし、仕事・プライベート関係なく人生が豊かになっていく……ということなのかな、と思いました。
 
望月:
そうかもしれないね。
 
いつだってライバルは、自分の頭の中の“理想の最強の自分”を置くようにしてるんだ。
やっぱりそういう意味で考えても、特定の何かをレベルアップさせたいというよりも、「最高の自分に日々、向かっていきたい」という想いが強いかなぁ。
でも、 #レベルアップしたいこと っていうテーマになぞらえるなら、やっぱり、「望月レベル100を目指す」になるんだろうな(笑)
そのために今日も明日も、目の前の仕事に全力で取り組んでいきます!
 
今日はインタビューしてくれて、ありがとう!


望月部長の設立した、⌘moc(Marketing Operation Center)課について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!


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