中秋月に対す  蘇軾  

暮雲 収め尽くして 清寒溢れ
銀漢 声無くして 玉盤を転ず
此の生 此の夜は 長く好からず
明月 明年 何れの処にか看ん

・遠く離ればなれになっている者同士を月が媒介する発想は古くからある。
人為の可変と自然の不変が対比として背景に意識されている。

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