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人は頑張り続けてはいけない

# 筆者

小林 秀樹 KOBAYASHI HIDEKI
東京都出身 フロントエンドエンジニア
在学中に、元々Geekへの憧れがありつつたまたま学生団体からHP制作の相談を受けたことがきっかけでプログラミングを独りで学び始めました。
案件には、瀬田(@YutoSeta)との出会いがきっかけで関わるようになりました。
フリーランスとしては5年目で、2年半ほどスタートアップ企業のWebサービスの開発に携わった経験もあります。
また教育に非常に関心があり、これまで10名以上にオンラインメンタリングという形で1対1のプログラミング教育を行ってきました。
プログラミングを学びたい人の道標になれるよう、活動をしております。

# はじめに

4月9日にプログラミング初心者向けの座談会を行いました。参加者は3名+主催の僕(@hideki_climax)と瀬田(@YutoSeta)の合計5人でした。

今回もまた、さまざまな気づきがあったので残しておこうと思います。

# いつ息抜きをしているのか

今回一番クリティカルだったなと思う質問は「勉強していて、いつ息抜きをしているのか」でした。今までは「どこまで勉強したら良いか」とか、あるいは技術的な質問が多かったです。しかしこの質問こそ、実は皆さんが一番聞きたいことだったのではないかと思うのです。

# 僕の場合

この質問の趣旨は、「いつ息抜きしているか」というよりも「勉強していないと不安になる、罪悪感に駆られる」ということだったように思います。実際質問者の方もそのように言っていました。

僕の場合はそもそも勉強していた時代(2016年ごろ)には今ほど学習コンテンツはなくprogateさんやドットインストールさんが広がり始めたころでした。それに今ほどフリーランスがどうとか収入がどうとか、そういう情報もありませんでした。まあ、ある意味それが良かったのかもしれません。

僕がプログラミングに興味を持ったきっかけは、上記の筆者欄にあるように「元々Geekへの憧れがありつつたまたま学生団体からHP制作の相談を受けたこと」でした。何かに追い立てられるように始めた訳ではなかったので、時間がある時や気分が乗った時に自分のペースでやっていたのです。

ですから、今考えてみればプログラミングを勉強していることそのものが「息抜き」だったんでしょう。そういう向き合い方ができたのが続けられた要因の一つであることは確実です。

# 頑張り続けて壊れては意味がない

他の参加者の方も、どちらかといえば自分のペースでやっているという方が多かったです。しかし、それは過去の苦い経験からのようでした。

ある参加者の方は、「仕事場で適応障害になり、仕事を辞めた」という話をしてくれました。それで友人からprogateを勧められてプログラミングの勉強を始めたそうですが、そういう経験もあってある意味ゆるく続けているとも言っていました。

質問者の方も実は似たような経験をしていたし、僕も過去に鬱になったことがあります。

そんな話をお互いして、その場では質問者の方も「みんな息抜きしてるんだ、息抜きってしていいんだな」と思ってくれていました。

やっぱり何をするにしても頑張りすぎは良くないなと思った訳ですが、一方でどうすれば上手く息抜きができるのか。その時はすぐに思いつきませんでしたが、その後僕なりに答えを出してみました。

# 物事は人によって負荷が違う

僕がプログラミングを勉強していた時と今勉強している多くの方とで決定的に違うのは、おそらくプログラミングを勉強することの精神的な負荷なんだと思います。

当時の僕はそもそも頑張っているという感覚すらなかったと思います。だから息抜きなんて必要なかった。でも今は多くの人がそういう感覚ではないように思います。

「今のままではいけない」

「何か新しいことを学ばないといけない」

「早く次のステージへ行かないといけない」

そんな圧力に押されて学んでいる方を、僕は多く見てきました。僕だってこんな感覚で勉強していたらおそらく続けられていなかったと思います。

だから、息抜きはもちろん必要でしょうがもっと根本的に考え方を変えたり別の角度から取り組んでみた方が良いのではないでしょうか。

# 自分が無理なく続けられて、かつ目標に近づける方法を探そう

まあ、言葉で言うのは簡単ですね。笑 でもこれをぜひ考えてみて欲しいのです。

「どうしたらもっと気楽に続けられるのか。」

「プログラミングを勉強すること、そしてその先にあるものは本当に今すぐ辿り着かなければならないのか。」

「何があれば自分は安心できるのか。」

皆さんにこれらの答えをぜひ持って欲しいのです。

# その助けになる活動や発信をeclairでは行っていきます

もちろん一人で考え切るのは簡単ではないでしょう。だからこそ僕らはその助けになろうと活動をしていますし、今回の座談会を開いたりしています。

発信している媒体や、今後の座談会の予定などについて公式HPにまとめましたので、ぜひご覧ください。

またTwitterでDMを解放していますから、そこにご連絡いただいても構いません。

一人で悩んでいて困っていたら、ぜひ僕らを活用してください。

https://twitter.com/hideki_climax

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