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模擬シールド戦ツール


こんにちは。ポケカを環境変動から切り離し、カードプールを限定化させ、閉じた環境にして遊ぶのにハマっている、えくれあです。

今回は、伝説の鼓動のシールド戦を模した対戦ツールを制作しました。これが簡単で面白くて応用が効くシステムにまとまったので、遊び方の紹介をします。


そもそも、シールド戦とは

未開封の拡張パックを用意し、その場で開封し、当てたカードのみを使ってデッキを組んで対戦します。強いカードをたくさん持っているかどうかに関わらず、初心者から上級者までが同じ条件で楽しめる遊びです。【公式サイトより引用】

伝説の鼓動では、7枚入りパックを10個開封した70枚と基本エネルギー(各色15枚)を用いて40枚デッキをつくり、対戦します。

開封時の運命力と、引き当てたカードを活かしきれるかの構築力、状況に応じたプレイング力が試される面白いルールです。


シールド戦の再現性を求めて

シールド戦、とても面白い遊び方なのですが、難点があります。それは、パックが手に入らないことです。特に、生産が終了したパックは未開封で手に入れようと思うと、高価になり気軽にシールド戦を楽しめません。昨今のポケカの場合、新しいパックですら気軽に手に入りません。

上記の理由から、シールド戦の面白さはそのままに、気軽に遊べるようにすることはできないか?と考えるようになり、模擬シールド戦ツールをつくることとなりました。

パックを開封するのではなく、固定化したカードの中からランダムに使うカードを選択していくことで、一度揃えれば一生遊べるツールにすることを目標にしました。


概要

プレイ人数:2〜4人 (以降は4人での対戦を基本に説明していきます)

必要時間:カード配付&構築30分+対戦数×20分

準備物:ダメカン、マーカー、コイン、デッキケース(あると便利)、カード[Vmaxライン3種×2、Vポケモン3種×2、アメイジング6種、ハイレア枠18種、Rポケモン12種×4、U.Cポケモン47枚×4、トレーナーズ&特殊エネ10枚×4、ジムトレーナー4枚]詳しい内容は遊び方の画像参照

対象:ポケカの基本ルールが理解できている人


遊び方

A.使用できるカードを決める

1.Vmaxラインを決める

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ジャンケン等で順番を決め、上の写真の6セットからカードをランダムで選ぶ。VmaxとVはセットになっている。


2.Vを決める

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同様に上の写真6枚から1枚をランダムで選ぶ。


3.アメイジングorハイレアがあるか決める

順に6面ダイスを振り、出た目により決定する。それによりRの枚数が変動する。

1:アメイジングとハイレア両方あり-R6枚

2-3:アメイジングのみ-R7枚

4-5:ハイレアのみ-R7枚

6:アメイジング、ハイレアともになし-R8枚

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アメイジングが出た場合、上の写真から1枚ランダムに決める。

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ハイレアが出た場合、上記写真から1枚ランダムに決める。(予算の都合上、通常レアリティ)


4.Rを決める

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アメイジング、ハイレアの枚数に応じてRのカードを上記の写真からランダムで決める。


5.U,Cのポケモンを決める

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4つのセットからランダムでひとつを選ぶ。


6.トレーナーズ、エネルギーを決める

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4つのセットからランダムでひとつを選ぶ。


7.ジムトレーナーを加える

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B.1〜7で選んだカードと基本エネルギーを使い、40枚のデッキを組む(基本エネルギーは同じ種類は15枚が上限)


C.サイド4枚で対戦する

自分以外のプレイヤー3人と対戦し、勝利数、サイド差、勝利順などにより優勝者を決定する。


つくってみて

今回は伝説の鼓動での各レアリティ排出率や封入の規則性などを参考に、気軽に遊べるシステムを考えました。ポケモンのU.Cやトレーナーズの組み合わせを変えることで細かいバランス調整などもできるかと思います。一度つくればそれ以降は費用がかからず、何年たっても遊び続けられるツールになりました。

使えるカードを決めるシステムとして、応用できる部分もあり、他のシールド戦対応パックも同じようにツール化できるかと思います。摩天蒼空やリミックスバウトでやっても面白そうですね。運用やバランス調整に慣れて来たら、様々なシリーズのカードから自分オリジナルのパックを考え、シールド戦化して遊ぶのも楽しそうです。

ツールの量感としては、ハイパーマットスリーブにカードを入れた状態でデッキケース3つ半くらいです。そこに基本エネルギーを加え、およそデッキケース4つ分で遊ぶことができます。100均のプラケースやストレージに収まるのでコンパクトです。(基本エネルギーを十分な枚数用意すると収まりきらない可能性はあります)

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100均デッキケース&プラケースでこんな感じです。

遊ぶのに必要な時間も、構築段階からプレイするルールとしてはキューブドラフトよりも短時間ですみ、サクッと遊びやすいです。




オリジナルプール化するにあたって

さて、ここまで読んでくださった人なら、これのシステムを元にオリジナルのプールで遊びたいと思っているのではないでしょうか。

そうなると難しいのはバランス調整になると思います。そこで伝説の鼓動のプールの参考なるところを紹介します。


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①タイプの数は5色+無色。(エネルギーは5色)

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弱点、抵抗力の関係性は画像の通りです。VポケモンとRポケモンは弱点が一致しています。

VmaxがいるタイプはVポケモンがいるタイプにそれぞれ弱点をとられる形になっています。

Vmax同士、V同士は弱点関係はないものの、抵抗力やテキストで有利不利をつけている印象です。


②Rポケモンは全てたねポケモン

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全て伝説(準伝説)ポケモンなので当たり前ですが、R枠のポケモンはたねポケモンです。進化がないので、単品で使いやすくなっています。


③エネ加速ができるポケモン

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自身以外にもエネルギーをつけられるワザをもつポケモン(上段)

自身にエネルギーをつけられるワザをもつポケモン(中段)

特性でエネルギーをつけられるポケモン(下段)

となっています。タイプに関わらず加速が狙えるケララッパの存在がポイントです。


④にげるエネルギーが0のポケモン

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メタグロスは特性により、自分のポケモンのにげるエネルギーを0にします。

たねポケモンとしてはR枠のゼラオラのみ。ライボルト、メガヤンマはどのタイプのデッキにも入り得る性能になっています。


⑤特性によるドローができるポケモン

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ヤレユータン(UR枠)は少し特殊ですが、ワザとサポート以外でドローできるカードは少ないです。Uポケモンのライボルトが扱いやすいです。


⑥山札からポケモンをサーチできるカード

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ボールがあっても1枚の環境ですので、Cポケモンであり、展開に関するワザをもつビードル、ダンバルがいることはポイントです。


⑦汎用性(事故回避性)のあるワザをもつポケモン

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ワザによるドローはラクライ、ルカリオ。マギアナは手札リフレッシュ。ペラップは基本エネサーチ。ゼルネアスはトラッシュのカード回収。


⑧ベンチにダメージ(ダメカン)を与えるポケモン

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呼び出しカードがポケモンキャッチャーのみで、デッキに1枚が限度の環境なので、ベンチ狙撃の有無は重要になりそうです。


上記のようなポイントを踏まえれば、大きくバランス崩壊することなく、オリジナルプールをつくることができそうです。伝説鼓動はかなりシンプルなリストになっているため、参考にしやすいですね。



ここまで読んで頂いてありがとうございます。

楽しいポケカライフを。


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