ラジオと櫻坂46
ここ数日、櫻坂46 5thシングル『桜月』のプロモーションを主目的として、櫻坂メンバーが全国各地の放送局を駆け回っていた。
そのほとんどはラジオ出演であるが、ラジオならではのメンバーから発信されるメッセージがとてもいい。そしてそこから「聴く」というラジオ媒体の希少性、重要性を再認識している。
先日(2月18日)菅井友香主演の「新・幕末純情伝」神戸公演を観劇してきた。開演前に『桜月』発売記念パネル展を見にHMV阪急西宮ガーデンズ店へ足を延ばした。三宮から阪急電車に乗る。
9日のFM大阪「MUSIC BIT」に藤吉夏鈴と共に出演した小池美波は「関西に帰ってきたと実感する時は?」との質問に「阪急電車のシートに座った瞬間」と答えていた。
あ〜わかるわ~関西人ではない私でも、あのフワフワなグリーンのシートに腰掛けた時の得も言われぬ感覚はよくわかる。絶妙な座り心地とぬくもり、そして電車の揺れが静かな眠りへと誘うのである。阪神間モダニズムもかくやのクラス感である。彼女にとっては、上京するまでは日常生活の一部としてその電車はあったのだろう。
気ぜわしい前のめりな走りの阪神電車には失礼だが、山の手バイアスも入っていることも否めない、阪急マルーンのエレガントさよ…と呟かずにはいられない。
12日の「日曜のへそ」(ニッポン放送) にゲスト出演していた増本綺良は、懐かしいTVドラマ主題歌として「コード・ブルー」での、Mr.Children『HANABI』をあげた。父親が好きでうれしそうに車内で流していたという(笑)
また、中学生の頃によく聴いていた曲としてスピッツの『空も飛べるはず』をあげていた。
そして、16日の「LOVE FLAT」(FM大阪) に出演した藤吉夏鈴は、最近のお気に入り曲として同じくスピッツの『君が思い出になる前に』をあげた。
16日の「THE TRAD」(TOKYO FM) に出演した小池美波はMCのハマ・オカモトから改名の説明は一同が会した場であったのか〜との問いに「一人ひとりにだったと…」との答えにいささか驚いた。
ほんの一部ではあるが、印象に残った話をピックアップしてみた。
ラジオだからこその特別な話が聴けるのはとても貴重なことだ。
そして全国各地の放送局からリアタイでなくとも聴けることが出来るのは、radikoのコンテンツのおかげであろう。それが出来るからこそのプロモーションとも言えるわけなんだが、メディア出演や活用のあり方も、ひと頃とは随分様変わりしてきた。
しかし、ラジオから流れてくる声や音楽を聴くという行為は少しも変わることがない。
人が人に何かを伝えるとはどういうことかも、あらためて考える機会となった数日だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?