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櫻坂46 3rd TOUR 2023 神奈川公演参戦記


⬜ 注意してください
〈セトリ等ネタバレを含む内容となっています〉

3日分の長い稿となっていますので予めご了承ください。


【櫻坂46〜神奈川/ヨコハマ3Days】

横浜に行ってきた。三月の三期生おもてなし会以来の、ぴあアリーナMMである。
この神奈川公演の日程での“投げ方”については、今ツアーで一番熟慮(苦慮)したのだが、結局落ち着くところに落ち着いた。

関有美子卒業セレモニーがあった福岡公演からひと月近く空き、平日三日間という日程の意味合いを探ってもみたが、色々と想像は出来ても、当然実状はわかりようもない。やはり、会場確保が困難と云われている現状で、主な首都圏・東日本Buddiesの需要に最大限応えるためと考えるのが順当か…
そして、この「空白期間」で次のフェーズに入っていくのではないか…
(これについては後述するが初日終演後にその一端が明らかになる〜つまり…そういうことです)

〜などと何かと意味付けて語ろうとするのはオタクのいつもながらの特性の一つではある。

FC先行で24.25日と応募したが当選したのは25日のみだった。ただ、ここまでは想定内。
先ず何とかやりくりして平日三日間の休暇を確保した。結果いびつな出勤シフトになるのは覚悟の上。折角、横浜まで行くのだから、この期間を有意義なものにしたいと思っていた。
次に23日をイオンカードで押えた。24日はチケトレであわよくば…とそれぞれ方法を変えてみた。
また、日中は横浜のみならず、東京での行動も当然視野に入れている。

発券の日〜最終25日はセンステななめ前、アリーナB5ブロック前方の、席がついに来た。
しかし、ここで欲が出た。違う方向から観てみたいとの思いもあり、安定の4Fスタンド指定の23日とチケトレで購入出来た24日を、共に一回だけとしてチケトレガチャでさらに狙いにいった。
結果23日はアリーナC7ブロックまで進んだが、24日は4Fスタンドと変わらず。いずれも上手側で方向も変わらなかったが、これもやむなし〜ここで打ち止めにした。

会場のぴあアリーナMMは、開館して間もなく三年を迎える未だ新しい施設である。先のおもてなし会での印象は、座席の間隔は狭く、スタンドは前後もいささか窮屈ではあったが、約一万人余り収容のハコにしては、スタンドからもステージが近く感じられるとてもいい造りだな〜とは感じていた。
ただし、館外外周に余白がないため、生写真のトレをするにはスペースはほとんどない。
私はトレはやらないのだが、今回は警備による退去呼びかけもかなりキツめだったらしい。

さて、ツアー後半戦はどこまで構成に変化を加えるのか?
また、何らかの発表があるのだろうか?
そこが最大のポイントだった。
セトリ等これまでと違ったところを中心に、気づいたことを記していくこととする。


5月23日(火)    神奈川 Day_1

アリーナとはいえ、C7ブロックの一番端で、これならスタンド前列の方がいいかな…とも思える座席ではあったが、端っこなら思いきり身体を動かせると納得した。

影ナレ
土生・村井

さて今回からセトリの変更はあるかどうかが注目の一つだったが、結論を先に言えばなかった。
ただ構成内容(ライティング等)に若干の修整は加えているようだった。

OVERTURE
DANCE TRACK
1 Cool
2 半信半疑
DANCE TRACK
3 摩擦係数


MC
まつりの第一声
「シューマイ食べたか〜い?」でツカミはOK
大沼と武元に意気込みを訊く。

4 それが愛なのね
5 恋が絶滅する日
6 ブルームーンキス
7 五月雨よ

後半、一列になり隣の肩に手を添えて前進してくるおなじみのあのシーン。右から3番目は一人分空きを作っていた。
後のなぜ恋の花道でもそうだったが、もちろん意図的なんだろう。
ここでゆみちゃんはもういないことを実感する…

8 もしかしたら真実
9 無念

ラストのまつりの表情がこれまでのシリアスなものから打って変わって、なんとも満足気なものであった。

MC
田村の進行
小林・土生は声援がめっちゃ聴こえると上々の反応。
次に上村に感想を訊く。
むーちゃんはコール&レスポンスをやりたいと。
「アリーナ!」〜Yeah!
「2F!」〜Yeah!
「3F!」〜Yeah!
「4F!」〜Yeah!
最後に全体で「りなちゃ〜ん♪」と呼んで欲しいとリクエスト。会場全体で叫ぶと「(まぁ) りなは三人いるんですけどね〜」と自分でオチをつけるw

DANCE TRACK (三期生)
10 夏の近道

2ヶ月前の同じ会場の、おもてなし会を思い出させるが、急速に進化した彼女たちの姿に何だか不思議な気分になる。

MC
中嶋の進行
自己紹介での今日の璃花ちゃんは「トロトロ〜」で来た。これまた懐かしい。
ゆーづが「マット運動が得意」と言った時は思わず「ウソつけ〜〜」と叫んでましたw

11 魂のLiar
私の見た限り、会場のクラップは全然だったなぁ…
福岡の方がまだ…

DANCE TRACK
12 Nobody's fault
13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14 流れ弾
15 Deadend (三期生)
16 条件反射で泣けて来る

会場が三期生のパフォーマンスで最高潮に盛り上がったところで、山﨑天が「あっためてくれてありがとう」と云わんばかりにセンターステージへ。
このツアーでおなじみの流れ。この日は特にこのシーンでの会場の空気感の切り替えが見事に決まったかのようだった。

17 BAN
18 桜月

MC
守屋の進行
藤吉・村山・齋藤に感想を訊く。

En 1 Buddies
En 2 櫻坂の詩

五人が特に目についた。
視線の先の「条件反射」センステゆいぽんは相変わらずキレッキレだし、ふーちゃんも綺麗だった。

最後に例によって、まつりがステージを撮影してSNSで拡散してくださいと要請があって石森・山下の最敬礼で終演となったのだが、直後に一瞬の間があって正面左右のモニターに映像が…

ほんの数秒間の映像であったが、突然の予期せぬ発表に会場は一大歓喜である。
「スレッガーさんかい?早い〜早いよ」とカイ・シデンも驚くほどの今年のシングル発売ペースだ。
まつりが、先のガルアワのライブステージで「今年は勝負の年」と言った意味も腑に落ちる。
神奈川の初日での発表のタイミングと、もうひと月先というスケジュールに頭の整理が追いつかない中での、初日のライブを終えてのホテルヘの帰路だった。

5月24日 (水) 神奈川 Day_2


この日の座席は4F R29ゲート前。
4Fだと「う〜ん…」なんだが、チケトレにかけなかったのは、いわゆる関係者席の横だったから。
ひょっとして誰かが来るかな〜あわよくば、ご尊顔を拝し奉りたいなどと下衆なミーハー心が芽生えたのでした。まぁ結局誰も着席しなかったけどね()
それはともかく、全体を俯瞰で捉えることが出来るし、かなりの角度で上から見下ろすかたちなので、フォーメーションの確認などには、いい位置ではあった。

影ナレ
上村・遠藤理

OVERTURE
DANCE TRACK
1 Cool
DANCE TRACK
2 半信半疑
3 摩擦係数

MC
松田キャプテンの挨拶進行。
6thのお知らせに絡めてミーグリの周知。
齋藤・小池などメンバーはライブでの髪型のリクエストはミーグリでよく承っていると、「上手く」関連づけてPR。
武元はこの神奈川公演では特に声出しが大きくて励みになっていると。

4 それが愛なのね
5 恋が絶滅する日
6 偶然の答え
7 五月雨よ
8 もしかしたら真実
9 無念

MC
田村の進行
小池が声援に「みいちゃんでございます」と応える。
土生が今日はコール&レスポンスをやりたいと名乗り。

最後に「絶対しあわせにするからな…」の決めゼリフが飛び出し、この日一番と言ってもいい盛り上がりの会場!

DANCE TRACK (三期生)
10 夏の近道
MC

小島の進行

いつも通り五十音順で自己紹介をはじめるのだが、最初の石森が「的を射止める」の的野フレーズを使ったので「オイオイパクリじゃん〜」と失笑したのだが、その的野が、全然心のこもっていない棒読み「ワー」を披露したので、なるほどそういうことか…君らやるじゃん〜と納得。この辺りも上手いね〜と感心する。

DANCE TRACK
11 魂のLiar
せませまのスタンドでクラップ。昨日よりはクラップ多かったし、アウトロのピアノソロは揃って来たか。

DANCE TRACK
12 Nobody's fault
13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14 流れ弾
 
15 Dead end (三期生)

DANCE TRACK
16 条件反射で泣けて来る
17 BAN
18 桜月

En 1 Buddies
MC

守屋の進行
田村・小田倉・上村に感想を訊く。
むーちゃんは「自分もアイドルを追って来た人間なのでライブに行く大変さを知っているつもり」「こうしてこんな場があるのは当たり前じゃない」
「この光景を目に焼き付けたい」〜
言葉使いは違っているとは思うが、この様な主旨の感想を述べたので(私は気づかなかったのだがライブ中涙していたとか…) 公演後Twitterはざわついた。
しかし、程なく上村から「特に何かがあるわけじゃない」とメッセが届き、取りあえずはひと安心。
やはりその辺りのアンテナは張っているんだなとあらためて思わせると共に、素早い対応に流石…と思わせた。

終演後、6thの続報があるか…と構えていたんだが、この日は何もなく終わった。

5月25日 (木)    神奈川 Day_3

この日はこれまででセンステに一番近い座席が割り当てられた。後は背の高い人が前に来ないことを祈るだけだがそうそう旨い話はない。正面は少し視界が遮られたが、ブチギレるほどでもなかった。

影ナレ
的野・小林
なんとも粋な計らいというか狙いがミエミエの組み合わせで笑ってしまった。
的野が案の定ガチガチで終始ローテンションのアナウンス。ゆいぽんも淡々と進めていく。
しかし最後に痺れを切らしたゆいぽんが喝を入れてテンションアゲアゲでオバチャに突入!

OVERTURE
DANCE TRACK
1 Cool
DANCE TRACK
2 半信半疑
3 摩擦係数

MC
松田キャプテンの進行
これまで通り、遠藤光莉の休養についての報告と帰ってくる場所があると語り、皆んなで待っていて欲しいと、会場全体の拍手で確認した。
また、神奈川での声援が凄いとして、ここでも皆で声出しが始まる。
まつり「櫻坂46 ダイスー?」観客「キーーー!」
増本は神奈川で特に目につくペンライトの振り方として、(オタ芸の?)クルクル廻しが多いと感想。
リクエストして早速会場全体でやってみる。こうして空気をほぐしていく辺りはさすがきらこだ。
あらためてまつりから6thのミーグリが始まっていることを案内し、皆で「お待ちしてま〜〜す」とアピール♪
みいちゃんは「ホットホットで小籠包を載せてみました〜」とお団子髪型を披露。

4 それが愛なのね
5 恋が絶滅する日
6 ブルームーンキス

初の三日目はブルムンに戻してきた。
あの場面での、野郎共の雄叫びはますますエスカレート…www
7 五月雨よ
8 もしかして真実
9 無念

MC
田村の進行
幸阪〜声出しが出来る様になって、盛り上がりが全然違う。これからもよろしくお願いしますと。
大沼〜恒例のコール&レスポンスの今日の担当はあきぽ。リズムをとるので同じ様なニュアンスで復唱してほしいと…
沼リズムがここでキターーー
♫サササ〜クーク〜ララ〜〜ザカ!
これまたさすがである。
田村〜(表現を) 創り上げる瞬間を、一瞬一瞬を大切にしていきたいと決意表明。

DANCE TRACK
10 夏の近道

MC
中嶋の進行
今日の自己紹介はそれぞれの「担当」を発表していくという。中でも的野が「みんなに甘えちゃうぞ」担当としてセクシー風に、かつユーモラスに紹介するあたりは最年少としてのメリットを上手く出しているなぁと感じた。

11 魂のLiar
これまでにないクラップの拡がりを感じたが…

12 Nobody's fault
13 なぜ 恋をして来なかったんだろう?

もしかして真実のモコモコ衣装の時もそうだが、ターンする藤吉が、スカートを上手く活用している。裾を持ってパッと上げ下ろす振りは一連の流れとしてメンバーの中でも一番綺麗だ。

14 流れ弾
15 Dead end (三期生)
16 条件反射で泣けて来る

センステで天ちゃんのタワーがせり上がって高い位置でパフォしている時、若干グラグラと揺れているのがわかる。折しも乃木が「揺れている」時期だけに少し複雑な気持ちにもなった。
関係者の万全を期した運行をあらためて願った。

17 BAN
ペンライトは赤のままだし…さて最終盤だなと思って曲が始まる。最初は迂闊にもわからなかった。モニターに石森の姿が映ると「えっ!」と思った。

レモンイエローの一期二期の衣装に三期のオレンジピンクと言ったらいいのか、きれいな発色の二色の溶け具合が見事だった。(二つの意味で)
まさかこういう展開をしてくるとは思いもよらなかった。
そもそも同じグループなんだから「競演」というのも厳密には違う。しかし、そう思わざるを得ないほどのサプライズだった。
いつかは来るであろうグループ内の「融合」
この場で、そして最高の形で披露したことになる。
会場は当然最高潮に盛り上がった。
そして「これからの櫻坂」を予感どころか実感させるものとなった。

18 桜月
拍手が鳴り止まない中、守屋の登場へと続く。拍手の音の質が徐々に変化していく。理想的な流れだ。
まさに「Last song」にふさわしい演出を、演者と観客が創った瞬間だった。

En 1 Buddies
MC

守屋の進行
山﨑〜(今日のBANは)いつも以上に緊張した。
そして皆んながグッズを買っているところを監視カメラwで見ていたと衝撃の告白。まさに家政婦は見たならぬ「天ちゃんは見た」だった。
石森〜緊張した。先輩方と同じステージに立てて嬉しかった。
石森に振った、れなぁのナイスプレーだが (もちろん決まり事だろうけど) 石森のための機会ということも出来るあの場だった。
感極まった石森を見て思わずもらい泣きのおじさんだった…
土生〜こうしたライブを開けるのも皆さんのおかげ。今日のライブでは初めての経験をした。なぜ恋でコケてしまったと…
私はその瞬間は見逃していたんだが、「なぜコケてしまったんだろう?」と笑いに持っていくあたりは土生ちゃんさすがである。そしてメンバーからは立ち上がり方も美しかったと…

En 2 櫻坂の詩

6thの続報はなかったが、今までにない余韻を残した形で神奈川公演3Daysは幕を閉じた。


東京を観ていないし、大阪も残っている中でこういうのも何だが、今ツアーの演出(ステージ構成、ライティング等) が一番フィットした会場だったのではないか。やはりライブ専用会場だけのことはある。天井が高いがゆえに、この構成を活かすには最高の場所と感じた。
セトリそのものは変えて来なかったが、演出もパフォーマンスも進化したものになっているのは皆さんの指摘している通りである。
そして観客も、声出し再開と合わせての回を重ねる事に呼吸があってきていると思った。
観る度に新しい発見がある彼女たちのライブはとても尊いと思う。

最終日にあの『スペシャルBAN』を披露したが、もちろん大阪への期待を持たせるものになっている。
初めての3Days公演として、コンディションの持って行き方も難しかったとは思うが、メンバーも自信を深めたものだったに違いない。

冒頭のDANCE TRACKでの映像キーワードは
RELOAD〜再読み込み
ACCESS〜接続
SCANNING〜走査
ACTIVATION〜活性化
AUTOPILOT〜展開
おそらく、こんな言葉が続いていたと思う。

そして大阪で6th『Start over!』と来るのか?
果たして最終公演に待つものはなんだろう?
そこに、この稿をまとめていたら、公式から最終日の海外配信決定のニュースが飛び込んできた。
率直に言って、今後海外展開があるとするのなら、個人的には単発の海外公演ならともかく、海外ツアーには特別に期待はしていない。もちろん成功してほしいとは願っている。一方で、それなら国内でもっとエネルギーを割いてほしいとも思っている。
櫻坂が世界に羽ばたくという理想に異論はないのだが、現実的に綺麗事で済むプロジェクトでもないはずだ。そこはシビアにみる必要はあると思っている。

いずれにしても、ますます期待が膨らんだ横浜の三日間だった。
大阪の心配は台風の進路だけだ。


【神奈川公演 番外編】





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