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Bit〇hと呼ばれた日

この記事580文字です。


病棟勤務時代、

ある外国人患者さん(たしか50代くらい女性)から

病棟ルールに従うことを拒否され、

「Biiiiiiiiiit〇h!!!」と言われました。

中指を立てたポーズ付きです。




患者さんの怒りもむなしく、

非ネイティブの私にはそのニュアンスがわからないので、

全然悔しくないし、悲しくもないのです。

日本語で「役立たず」「来るな」など

罵倒されるより圧倒的にダメージは少ないです。


「言語の壁」に助けられてしまうなんて。

細かいニュアンスも伝わらないし

必要以上に傷つかなくて済むのですが、

患者さんのつらさを

十分には共感できない面もあるのが難しいところです。


この患者さんが罵詈雑言を浴びせてきたのは、

精神症状で過敏になっているのもあるとは思いますが、

怖くて不安なんだと思います。

言葉が通じず、症状は辛く、

医療者も患者さんにとっては脅威の存在になりえます。

この患者さん、精神症状が落ち着いたら本当に穏やかな方でした。

「Biiiiiiiiiit〇h!!!」と言われたのがウソのよう。


今の職場では病棟にいた頃よりも

外国人と接する機会はぐっと減りましたが、

言語の壁に守られるよりは

越えて共感できる力が欲しいなと思っています。


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お読みくださりありがとうございました。






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