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美味しい日本酒①

今日本酒業界が危機的状況だ。
飲食店での消費が大きな部分を占めている為、コロナ禍での影響が大きい。
飲食店頼みが仇となっている。
また、コア消費層の中高年男性に向けた商品構成も重荷だ。WEBを使った家飲みに、中高年男性はついていけない。利用者は若い層だ。彼らは日本酒を敢えて選ばない。
業界の弱い部分がコロナであぶり出された感じだ。
しかし日本酒のポテンシャルは深く大きいと思う。

日本酒を造る過程でお米を磨く。この磨きでお米の何割まで残すかが重要。ランク分けされる。最高が五割以下まで磨く大吟醸。
大吟醸はフルーティな香とスッキリした飲み味が期待できる。
高級なお酒だが、4号瓶で¥1,500位から求められる。同じ値段帯のワインと比べたら、香の豊かさと爽やかな飲み味は上回ると思う。若者や女性向きではないか?

ここで注意して欲しいのは、日本酒に親しみがない方こそ、是非辛口を手にして欲しい。
辛口というと、何やら苦味や雑味の多い酒とイメージされている方が多いのでは?実際、自分もそうだった。しかし本当は、甘口の反対語で出来た言葉だ。辛い訳ではない。むしろスッキリした味わいの表現だ。
甘口は磨きが控えめで、味わいの濃い場合が多い。となると、雑味が有り香りも乏しい。日本酒に詳しくない人は、飲み易いイメージで甘口を選びがち。しかし実はクセのあるお酒を飲んでいる可能性が高い。そこで日本酒が苦手になっている場合が多いと思う。
姪っ子は二十代女性。日本酒に大きな抵抗があった。しかし大吟醸を飲ませたところ

美味しい❤️

と呟いた。

甘口、辛口の表現は業界で変えるべきかと思う。

他にも酒屋酒蔵には思う事がある。本当はポテンシャルのある日本酒。それが業界の古い常識が伸びしろを阻んでいないか?

長くなるので一旦筆を置こう。

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