昭和なお店二店
お盆明け早々仕事がない。お盆前までは、それなりに忙しかった。それもここまでか?コロナ禍の影響がジワリ出てきたか?
そこで急遽休暇をとる事にした。歯の具合が悪く歯医者へ。その後福井駅前でブラブラしてみる。
新幹線延伸開業が間近の福井駅前。開発が進んでいる。三年前に亡くなった親父は事あるごとに
「福井の駅前は、俺の若い頃からチットも変わらん」
と貶していた。本当にそうだったが、数年前から大きく変わり始めている。
新幹線延伸開業の暁には、すっかり風景が変わっていると思う。
通称三角地帯と呼ばれる一帯も、これから工事に入る。昭和の面影を残すお店が次々と閉店が決まった。今月一杯で営業を終える店がほとんど。馴染みの老舗、勝木書店本店の閉店は残念でならない。
そんな中、長い歴史はあるが、訪れた事の無いお店があった。イタリアン洋食店その名も「イタリア」
老夫婦でまかなうパスタとピラフのお店。
厨房の周りをカウンターがとりまく。使い込まれた椅子とカウンター。お店の雰囲気は昭和テイスト100%。
お昼時を少し外した時間帯。三割程度の客入り。お店の雰囲気とは裏腹に若い女性客もチラホラ。
ここはナポリタンを注文するべきが、うっかりミートソースを頼んでしまった。美味しくいただいた。ここは、やはり今月で閉店。
その後、これまた未開のお店「王朝喫茶 寛山」へ。
名前から凄い。しかもビルの地下にある。前々から気にはなっていたが、名前のインパクトと地下という立地から、二の足を踏んでいたお店。しかし、この店も今月で閉店。グズグズしていると機会を逃してしまう。
恐る恐る階段を降りると、壁一面にローマ風な裸婦の壁画?
入口を潜ると、これまたローマ的な円柱が其処彼処に建っている。そしてまたもや!円柱に囲まれた裸婦像。壁にはスタンドグラスのような細工が施されている。
正に昭和的感覚の
王朝‼️
恐れ入った。
しかし椅子とテーブルは古いが、そこそこ上質で普通。メニューも普通。流れる音楽も聴き易いジャズ。落ち着いた昭和の純喫茶。
しかし、ここにも若い女性客がチラホラ。
今20代女性に昭和レトロがブームなのか?
とにかく開発前に未開のお店への探訪が出来た。
どちらも落ち着いて長居がしたくなる雰囲気だ。スタバなんかより、こっちでパソコンを開いていた方が効率が上がりそう。残念。今まで利用しなかったのが悔やまれる。
昭和の雰囲気を見直すと、なかなか味わい深い。
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