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リコ・リタ

 リコリス・リコイルではありません^^悪しからず。
 もう50年以上人間観察などしているけど、どうやら人はどんなに利己的に生きていても「死」を意識すると利他的に生きるようになるようだ。
 利他的とはつまり「周囲に優しくなる」という事。

 小生は大体常に「死」を意識している。どこから見てもそう見えないかもしれないが、ユング思想実践者という点では利他的に生きている、と思う。

 最近思う。これが見えていたモノだったかと。
 組織にいる時でも、上へ行くほど優しかった。正しい事を言っていた。
 例えば組織の下っ端では利己的に生きなければ組織の中で生きては行けないようになっている。そんな長い期間を通り過ぎると、やがて生活その他でゆとりが出来て、他人に優しく接するようになる。
 小生が社会人だった頃、研修の座学とかで役員さんの有難い話を聞くのだが、頷いて職場の席に帰って来ると、途端にそんな有難い話は吹き飛ぶ。
 役員さんは利他的、上司が利己的だからだ。そんな上司がわんさか渦巻いているのが職場というモノだ。

 大体常に「死」を意識して生きて来た小生の言いたい事は。
 
 多くの人へ 「それじゃ間に合わないし足りないよ」。
 組織の中では利己的に生きた期間の方が圧倒的に長いのだ。

 最後の審判というモノがあったら、秤はどちらへ触れるのだろうかと。

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