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泣いてもわめいても

 昨年10月11日より、同居家族が緊急入院からの施設入所。

 無職独身こどおじパラサイトニートは築60年くらいの一軒家に取り残された。未だにあれこれ忙しい。施設入所の同居家族ーつまり母とは仲が良かった。
 文句を言いながら母方の祖母の面倒を看る道中、野菜の無人販売所によく寄って買い物をしていた。あの民家の庭先に時々ある小さなバラックだ。

 今、面会に行く道中、野菜の無人販売所がある。二回ほどミニトマトが置いてあったので購入したけど、思い出す。
 文句を言いながら楽しかったという事だと思う。というかそれしか仕事が無かったんだとも思う。

 また、この30年は二人三脚で投資もしていた。小生が一つ見つけた銘柄を母親は二つも三つも買う。資金力が違った。
 結果だけ言うと、母親とその友人、母親が管理する母方の祖母三人分を合わせて小さなマンション一つくらい買えるくらい儲けさせてあげた。

 哀しんでいるヒマはなかなか無いけど、ふっと時間が空くと「もういないんだな」という想いがひしひしと。でも亡くなった訳ではないという極めてメンタルコントロールが難しい状況が続く。

 終わったらこみ上げて来るのではないかと思うけど、今でも時間が空くと「もういないんだな」50年以上も同じ屋根の下で暮らした相棒が。

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