見出し画像

私はあまりいい人ではありません

いい人そうにみえる(らしい)けれど、私はあまりいい人ではありません。

やさしい人でもありません。結構、きつい人です。自分に対しても厳しい。だから他人に対しても、厳しい目で見ているのではないかと思ってます。シングルマザーで、この世の中の荒波、渡っていくには厳しくなければ生きていけません。

嫌なことは嫌だって言いたいです。我慢したくありません。人のためにとか、場を穏やかに保ちたいからとかの理由で、嫌なことを引き受けることはしません。NOが言えます。

おせっかいはしません。自分のことができる人には、余計な手出しをしないで、見守ります。冷たい人ねと言われます。本当に助けが必要な人は助けます。

かわいいおばあちゃんではありません。自己主張強いし、自立心強いし、依頼心ないし、できることは自分でやりたいです。

何事に対しても、きっちり調べて、自分の意見を持ちたいです。同調圧力には負けません。

周りの人がやっているからと言って、みんなと同じことはしません。自分のやりたいことをします。

他人と一緒に行動しません。行きたいところは一人で行きたいです。

女子会とか、おばさん同士のおしゃべりとか、飲み会は好きでありません。

そんな私も、73歳。老障介護絶賛進行中です。長女のケアや、医療はしっかり専門家と連携して行っています。大変な時や必要な時は、「助けて」と言えます。でなければ、生きていけない。

自分が病気にならないように、最大の努力をしてます。週一度のプール、ウォーキング、好きな海外ドラマや、映画を見て、楽しみます。野菜やキノコは近くの農家で買って、自分で調理します。作業療法として手芸も行ってます。気持ちが安らぐのです。

でも本当に具合が悪くなったら、すぐに病院にいけるよう、医療保険に入っています。私はシングルマザーだし、長女は障害者なので、病気になった自分の面倒も自分で見られるように。

介護が必要になったら、すぐ、地域包括センターや高齢者支援課に連絡します。介護保険の仕組みには詳しいので、最大限利用します。

ずっと、シングルで障害者の子を育てるためにしてきた仕事で得た知識が、自分が高齢になって役に立ちます。介護の仕事をしてきてよかったと思います。

「かわいいおばあちゃん」が好きだという人がいます。介護の職場で、「かわいいおばあちゃん」は人気者でした。そして、自分が高齢になったら、「かわいいおばあちゃん」になりたい、という人もたくさんいます。

でも私は、かわいいおばあちゃんになれません。誰が、好き好んで、介護者の都合の良い老人(かわいいおばあちゃん)になんてなるもんですか。

自分の主張をして、扱いにくく(介護者の都合の良い老人でない)小憎らしい、文句の多い高齢者になります。そして、昔取った杵柄(介護講師)で、ヘルパーをしっかり鍛えて育てます。

「いい人」しないで生きるのは、気持ちは楽です。生活は大変です。

憎まれっ子世にはばかるですね。きっと長生きするでしょう。周りの人は大変ですね。覚悟はいいですか。


よろしければ、サポートお願いします。老障介護の活動費、障害学の研究費に使わせていただきます。