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でんしゃからうまがおりてきた

水泳カウンセリングの帰り、私鉄の駅で降りたとたん、長女が叫びました。
「う、うまが、でんしゃからおりてくる。」
そんな馬鹿なことがあるかしら。
しかし、止まった電車の反対側の壁を見ると、馬!馬!
ホームの壁一面に電車が描かれ、左側のドアから白い馬が、右側のドアから栗毛の馬が下りてくるのでした。
絵なんですけど、本物っぽい。

これには長女ほかろん、びっくり大喜び。
ああ、今月はダービーがあるからですね。
今日はダービーめでたいな。
この私鉄の会社は、ダービーのころは何か仕掛けてきます。
ダービー電車だとか、駅の床一面ダービー仕様だとか。
お祭りなんですね。

そして昨日、市役所に行きましたら、市役所なんだか全体的にブルーなのです。
よくよく見たら、職員さん、みんなFC東京のユニフォームを着てるのです。
もっとよくよく見ると、下はスカートだったりしました。
どうも、FC東京ユニフォームディだったらしい。
この市はFC東京の株主さんの一つだったと思いだしました。
サッカーを盛り上げ、ラグビーを盛り上げ、ボートレースを盛り上げ、公務員は大変です。

そして私は、2階の会議室で、障害者差別解消支援地域連絡会というややこしい名前の会議に参加したのでした。
2年間委員をしてるけど、いまだに一回で委員会名を言えません。
もっと簡単な名前にしてください。
合理的配慮の理解を深めるために何をしたらいいかというテーマの会議で、アニメーションを作成しようということになり、委員各自、絵コンテとキャッチコピーを持って集合し、侃々諤々話し合ったのでした。
他の人の考えを聞き、自分の考えを述べる機会があることは、本当に楽しいです。

市内のいろいろな分野の人たち、および、当事者、その家族などで形成された委員会です。
私は、障害者家族の立場からの参加です。
合理的配慮ってなに?
わかりにくいですが、先日読んだ「山の上の家事学校」の中の一節。

「マジョリティはマイノリティのことを知らなくても生きていける。
マイノリティはマジョリティのことを知らないと生きていけない」

そういうことです。


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