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ほかろんの茅の輪くぐり

今日は、ほかろん、待ちに待った茅の輪くぐりをしてきました。
去年の茅の輪くぐりを終えた後の日から、次の茅の輪くぐりをずーっと待ち続けたほかろん。
待ち続けること、一年間。
どんな行事でも、クリスマスでも、軽スポーツ大会でも、終わったその日から、ひたすら次回を一年間待ち続ける、けなげなほかろん。

よほど、楽しみだったのか、日曜だというのに朝6時から、さっさと起きてきました。
いつもだと起きるのに時間がかかるのに。
朝9時に家を出て、神社に。
この神社は、心霊スポットとして人気の神社なので、それなりの人出です。

大きな茅の輪を、ぐるぐる回っている人。
次に回ろうと順番を待って並んでいる人。
左に一回、右に一回、左にもう一回。

いよいよ、ほかろんの番です。
嬉しそうに回ってます。
ほかろんは、緑の大木に囲まれた神社が好きです。
きっと気持ちが落ち着くのでしょう。

お賽銭箱の方へ行こうとしたとき、花嫁さんが横切りました。
ああ、今日は大安吉日。
「しばわんこみたい。」と大喜びのほかろん。
「しばわんこ、今日は佳き日」の絵本に神社での結婚式が出てくるのです。

お参りが終わって、参道を戻っていると、ほかろんが言います。
「ととろみたいなき。」
樹齢何百年の、御神木。
貫禄のあるその幹の表面は、顔のようだったり、地図のようだったり、窓のようだったり、そうね、トトロの世界みたいね。

「かわいそうなき。しばられて。」
ああ、それは、しめ縄がまかれているんだよ。
神様だからね。
でもほかろんには、木が縛られいると見えたんだね。

お買い物して、ベンチで帰りのバスを待っている間、最近お気に入りのスターバックスアイスドラテをのむほかろん。
「おいしいね。きっと、すたーばっくすのひとがやさしいきもちで、つくっているんだろうね。」

そうだね。優しい気持ちで作ったものはおいしいよね。

「そとで、たべたおみそしるとおにぎりおいしかった。」
生活介護の先週のお楽しみ会でのことでしょう。
ガーデンセラピーで作った野菜でお味噌汁を作って、おにぎりと一緒に、園庭で食べたことのお話です。。

けーちゃんが、白衣を着て、ボタンがはじけそうになって、ベイマックスみたいになって、お味噌をといで。
ほかろんは、おにぎりを作った。
そうです。

やさしい気持ちで作ると本当においしいです。
ほかろんの周りには、やさしい人がたくさんいて、大人になっても、やさしさに包まれています。

夏越の大祓。
半年間、躁転せずに穏やかに暮らすことができました。
あと半年、きっと、いい日が続くでしょう。
甲州街道を、ほかろんの好きな桃太郎便の大型トラックが通りすぎていきました。

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