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テクノロジーを利用したマーケを進め易くする方法

皆さん、こんにちは。
今回は、先日、あるイベントで、現状の活動ができるようになったのは、過去にデータを貯める仕組みを導入したからだ!などをお話したのですが、そこで、思うところがあったので、そちらをまとめてみます。

いま、私の現職では、色々とテクノロジーを利用した施策や顧客/社内体験の変化に向けた取り組みを進めていますが、こういった取り組みが進められるようになった背景には、それまでの取り組みや考え方があったなーと思っています。

主に以下が結構ポイントだったな。と思います。

1.エンジニアリングやIT管理の能力を自組織に持つ
2.組織調整と施策の実行者を分ける
3.地道に実績を伝える
4.無いより有る方が良いという思考を持つ
5.まずは精度より0→1を目指す

1.エンジニアリングやIT管理を自組織に持つ
今の組織で、すごく重要だったなーと思っているのは、データを貯めることができたこと、そして、データを柔軟に連携できるようになったことだと思ってます。
ただ、そもそもそれができるようになったのは、自組織内にエンジニアリングの能力を持つことが出来たからだと感じています。

例えば、自社内のデータを引っ張ってきたい!やSaasのサービスをAPI連携したい、MarketoであればWebhookを利用したいそういったとき、Webhookなどであれば、ある程度、マーケティングメンバーでできることもあると思いますが、データのアップデートやインサートなどは、他部門に頼んだりしないとできないことも多いと思います。
私の現職では、自分の組織の中にエンジニアリングの能力を持った方がいらっしゃるので、概ね自組織内で対応を完結させることが出来ます。
これは、スピード感や柔軟性という意味では、ものすごく強い要素だと感じています。
なかなか、会社のポリシーなどもあるので、すべての会社が。というのは難しいと思いますが、一度、自組織内にエンジニアリング/IT管理の能力を設置できないか。検討してみると面白いと思います。

2.組織調整と施策の実行者を分ける
2点目ですが、成果を伸ばしていくためには、組織間調整が必要な場面があります。
私は、Marketo投入時やそれ以前の仕組みの導入時などの際、心強いメンバーが必ずいてくれました。このお陰で私は、その時にイメージできる設計を考え、組織間の調整に専念することが出来ました。

なぜ、このようなことを言っているのかというと、この設計や組織間調整に加えて、実際の施策の設定や実行まで一人でやり始めるといずれも中途半端やオーバーフローになり、結果、目の前の設定に追われ、成果を出しにくくなるからです。

私は、短期、中長期を分けて考えることは、非常に重要なことだと考えており、今見える中長期の考え方に向けて進めつつ、短期で何かしらの成果を上げ続けなければ、組織としては、評価されずらいと思っています。

どうしても一人マーケッターという言葉がある位なので、一人で進めないといけない方は多いとは思いますが、できるだけ一緒に進められる方を見つけたり、上司に相談したりすることも必要だと思います。

3.地道に実績を伝える
どんなに実績が今までより出てきたとしても、だれにも言わなければ、知られることはありません。(そりゃそうだ)
誰かが必ず見てくれていると思っていても、現実は、誰かに言わないとみてくれないことが多いです。
そのため、「なんだこいつは?」と思われようと「何を言ってんの?」と言われようと、自分が取り組んだ施策はちゃんとアウトプットして、だれかに伝えていきましょう。
この地道なことが、後の道に繋がっていきます。

4.無いより有る方が良いという思考を持つ
これは、私がKintoneを導入した当時によくあったのですが、「まだまだ入力精度が甘く、実態と即していないからその情報を利用するのは意味がないんじゃない?」と言われたことがあります。
しかし、その時、私は、「無いより有るものも含めて考えた方が良い」と話した記憶があります。
というのも精度が甘いから使わないじゃなく、精度が甘いなら甘いことを考慮したうえで、データを利用して考えればよいとしないと、なかなか前に進まないし、スピード感が上がらないと感じています。
経験上、何もないところからよりも、小さい範囲でもいいので有るデータを利用して考えたほうが、結果は良いものになります。

5.まずは精度より0→1を目指す
これは、4にもつながるのですが、精度を上げて始めないといけないとなると、スピードも遅くなるし、施策やツール導入のハードルもぐっと上がります。そのため、私は、精度を上げるよりもまずは、始めて見ることを優先します。Saasなどの導入でもスモールスタートが容易なものが多いですし、施策にしてもターゲットややることを限定してでも始めることで、「コト」を動かし進めることが出来ます。始まってしまえば、基本的には結果を出すために進めるので、おのずと良い結果が出やすいかなと思います。
もちろん、そこで、やっぱりあまり結果がよろしく無いね。となれば、スモールスタートなどした分、スパッと終わられせて、傷を少なくすることもできます。

ということで、ここまで、私の経験でしかないので、当てはまらないこともあると思いますが、私が思うマーケティング施策などを、スピード感をもって進めるには?でした!

それではまたー


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