カプチーノと待つ

カプチーノの泡が　あと5ミリ
かき混ぜた後の　スプーンが

クーラーの風で　かすかに震え
午後の始業の　カウントダウンに

手汗とイラつき　僕はまだ待つ
彼女のプランの変更を

僕からは　とても無理
僕からじゃ　何かが崩れる
僕からは　捧げられない
僕も彼女も　同時で譲歩

だから　まだ待っている

逃げる訳じゃないっていう
苦し紛れの言い訳を

繕ってるのは　愛じゃなくても
ぬるい泡が欲しいから