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花粉→くしゃみ→COVID-19感染拡大?

花粉症の季節がやってきました。同時にCOVID-19の第4波が懸念されています。しかしながら、花粉症とコロナの関係については全く議論がされていないように思えますが、そんな時に以下の論文が出てきました。

内容はというと、花粉との共同曝露は、アレルギーの有無にかかわらず、ウイルス感染症の感受性を高め、これはCOVID-19にも当てはまるのではないかという疑問から始まっています。

COVID-19と花粉濃度の関係を、湿度、気温、人口密度、ロックダウン効果と併せて検証した。このデータは,5大陸31カ国,130地点から得られたものであった。その結果、花粉は湿度や温度との相乗効果もあり、感染率の変動の平均44%を説明することができた。ロックダウンは、同程度の花粉濃度の下で感染率を半減させた。花粉への曝露を完全に回避することはできないため、花粉とウイルスの同時曝露に関する情報を広く伝えることで、春の花粉が多い時期に粒子フィルターマスクを着用するよう、リスクの高い人に呼びかけている。

すなわち、花粉が多く飛ぶと、花粉症にかかっているとかかかっていないとかにかかわらず、新型コロナウイルス感染症の患者が増える、ということです。この結果には、いろいろな要素に考えられ、単純な因果関係とは言えないかもしれません。

いずれにしても、花粉が呼吸器に入ってくることがわかっています。くしゃみが出るようではマスクの付け方が良くないということかもしれません。花粉症対策もしっかりしていきたいと思います。ちなみに、不脱感作療法を実施したので、私は花粉症の症状がほとんどなくなりました。