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コロナは様々な分野、年代、環境、状況に影響を与えています。医療業界では小児科領域には多大な影響を与えていると言えるでしょう。

児童精神科も子どもを相手にした仕事です。その影響を受けると言えます。

様々なニュースがある中で、新型コロナウイルス感染症対策の中枢と言える国立国際医療研究センターからの報告があります。

やはり児童精神科の外来受診者数は減少しているようです。その一方で摂食障害が急増していると書かれています。結果として医療経済的にも厳しい現状となっているようです。

受診を控える理由は様々でしょう。二世帯住宅で高齢者が同居しているとか、親が持病持ちということもあるでしょうし、コロナへの不安という理由もあるでしょう。これらの理由は決して否定できるものではないですし、やむを得ないものでしょう。

摂食障害の急増については別項で触れたいと思いますが、過度なコロナ不安から適切な医療の機会を奪うことにもなりますし、ただですら少ない児童精神科が経営上行き詰まったら大変です。

ただ、一つ大きな疑問はこれまであんなに予約が取れないと騒がれいた児童精神科医療においても予約が入らないという現状を聞くと、実はそれほどのニードがなかった、もしくは切迫していなかったということもあるかもしれません。今一度、受診する必要性について吟味し、その可否を考える良い機会かもしれません。