見出し画像

まずは80点を目指し、全体の底上げを最速にする事で成功率は上がる

 仕事に完璧を求めるのは当然ですが、100点満点でなければいけないということはない。もちろん、100点満点パーフェクトが望ましいですが、一つの仕事のみというわけではない管理職の方は特にこの80点というのを意識するだけで、ほかにも手が回せる環境を作ることが出来ます。

 私が勝手に師匠と言っている株式会社WACULの垣内さん。そもそも80点取れていること自体少なく、この勝ちパターンに当てはめれば簡単に一瞬にして80点を獲れるようになるらしい。獲れるか獲れないかは別にして、まずは全体の底をこの80点までもっていこう!という意味での使い方です。決して手を抜くための80点ではなく、100点を目指すが優先順位をつけて20点分を削ることからスタートしてみてはいかがでしょうか?

画像1

では20点分、何を削っていこうか?

 まず初めに、今の仕事の内容を棚卸してみます。そのあと優先順位の高い順番に並び替えて優先順位の低いものをカットします。
 はい、そんな単純ではありません。低いものは当然ですが、優先順位の高いものの業務内容にも注目します。この内容に、自身がやるべき内容、チームに振れる内容、外に出せる内容、BPO・RPA(コストが掛かるので慎重に)に替えられる内容、などさらに細分化してみます。自分がやるべきもしくは自分しかできないものは配置転換がむつかしいのでそのままですが、チームや外に出せるのであれば振ってみます。これだけでも業務にかかわる量は減りませんが自身の負担は減ります。
こういうことが、20点を削るという作業です。

 たとえば24ショップの運営で気が付いた商品登録のマスターデータ化。
極端な話、商品登録をする際自身のショップごとに数回やっていましたが、マスターデータを一回作ることで、残りの23回はコピペで済みます。
 とくにこの商品登録は、商品が同じ=タイトル・スペック・キャプションが使いまわせます。ショップによってはSEOや検索の対応で、語句の順番が入れ替わったりしますが、エクセルの関数を使えば簡単に操作できます。

 20点分を削る=業務を単に減らすのではなく、どのような方法を使って圧縮できるか?本当にその業務今いるの?ということなんです。
皆さんがちょっとした工夫で改善でき、時間に追われることが少なくなることを願っております。

垣内氏:だからこそ、私の役目は、現時点で正解だと証明されている答えをばら撒くこと、そして、マーケターの無駄な作業を止めることだと思っています。
私は、「ほとんどの企業のマーケターは、80点を目指せば良い」と思っているんですが、80点を取るためには無駄の排除が凄く重要なんです

無駄な作業の代表的なものとしてABテストやアトリビューション分析も挙げられています。

垣内氏:沢山あります。昨年、「WACULテクノロジー&マーケティングラボ」のレポートにも書きましたが、コンバージョンやCVR改善の観点からは、Webサイトリニューアルによって得られる効果はほとんどありません。
アトリビューション分析やABテストもおすすめしません。
MAU(月間アクティブユーザー数)が1千万人以上いるような巨大サイトなら、もちろんABテストも意味があります。でも、セッション数が少ないなかでAとBを試している暇があったら、良いと思う方に切り替えた方が早い。激減したら戻せば良いだけです。

 現場=リアル店舗を見れば分かりますよね?ABテストなんかできません。とりあえずやってみる。だめなら元に戻すか分析して次を試していきます。
また色の違いやフォントの違いではほとんど差が出ないし出ても誤差程度。大きく違う見せ方であればテストの結果が有効。これで仕事した気になっているようであれば、結果が出るまでバンバン試し続ける人のほうが仕事しています。

 本日のまとめ
① 業務棚卸により、効率化できるものや外に振れるものは出してしまう
② 無駄や効果のない業務を省く

もう一つ効果があって、業務に余裕が生まれてくるのです。2割の空いた時間で、半年・一年・三年先を少しでも良いので想像してみませんか?

画像2

Have A Good Job
    ↓ これ書いた人


廻らない鮨を食べたいなぁ😅