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〇 上出優之利+S-Ken 写真集発売記念イヴェント、2023年9月2日(土)開催

〇 上出優之利+S-Ken 写真集発売記念イヴェント、2023年9月2日(土)開催
 
【S-Ken’s Photo-Book by Masanori Kamide Release Part September 2, 2023】
 
パンク。
 
写真家、上出優之利(かみで・まさのり)さんが、2021年発表の写真集『888前夜』に続く新作『S-KEN Punk Old Dicks』を2023年9月2日(土)に刊行。これは、日本でも1970年代から音楽業界で活躍、その後日本でパンク・ロックの勃興に大きく寄与したS-KEN(エスケン)さんを被写体にした写真集。そのリリース日に上出さん、S-KENさん、ジョージ・カックルさんの3人のトークイヴェントが行われる。
 
タイトルの『S-KEN Punk Old Dicks』は、エスケンさんが考えたもので、「老いぼれ探偵」と「男性器(ディックス)」が東京の路地を徘徊しているというダブル・ミーニングだそう。「Dicks」には探偵の意味もある。「ディック・トレイシー」は探偵トレイシー。
 
この書籍は2023年11月パリ・セーヌ川に浮かぶ船上で開催される写真集フェア「ポリコピーズ」にも出店参加の予定だという。
 
また写真展最後の日には、最終日ライヴが行われる。(詳細・下記)



 
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この作品について上出さんは次のように語っている。
 
 
「この作品は2016年〜2023年にかけて撮影した、18.590ショットの中から厳選した写真88枚で構成されたもので、ストリート・ポートレート的な手法で撮影しています。
 
被写体のS-KEN(エスケン)さんの事を少し紹介すると、今年(2023年)76歳になるミュージシャンで音楽プロデューサー、一部で”パンクおじいちゃん”と呼ばれ親しまれてる人物。
1970年代のニューヨークはCBGBなどでPUNK ROCKの勃興を体験し、帰国後、日本で最初のパンク、ニューウェイブのムーブメント ”東京ロッカーズ” を牽引した伝説的ロッカーとして、私は10代の頃からエスケンさんの事は知っていました。
 
それから30余年後の2016年、DJ時代の恩師の還暦パーティでミュージシャンの高木完さんから紹介されたのが直接の出会い。その頃、エスケンさんは長い沈黙からアーティスト活動を再開、ニューアルバムをリリースしたり、回想録を執筆したりとアクティブに動き始めたタイミングでした。
 
私は、2016年に最初の写真集 ”モノクロのブルース” を発表した後で何か新しい ”エモノ” を探してる時期。そんな時にエスケンさんを見て、「これは撮ってみたい」と直感しました。満ち溢れるエネルギーと底知れぬパワー。月並みな表現ですが、目の前の70歳になろうとしてる男にとてつもない魅力を感じたのです。
 
最初の撮影はロックらしく下北沢から。ストリートのフォトセッションはリズムが命だから、グルーブが合わないとグダグダになってしまいます。その点でふたりの息は最初からバッチリ決まってました。
 
しばらくして、エスケンさんの旧友で浅草在住の作家、片山喜康氏がこのフォトセッションのナビゲーターとして参加してくれるようになってから下町方面へ行くことが多くなりました。
大阪出身で新宿、渋谷辺りで暮らしてきた私と、大森出身のエスケンさんは好奇心に踊る少年のように東京のイーストサイドを徘徊し撮りまくった結果、この写真集が出来上がりました。
 
ここには”呑んだり、歌ったり、病気になったり、カッコつけたり”する76歳の男が写っているわけですが、瞬間を味わいながら目一杯生き、終わりは静かに消えてゆく。私が描きたかったのは、そんな成熟した大人の世界なのです。
 
“パンクおじいちゃん”のエネルギーが皆様に届きますように。
 
上出優之利」
 
 
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一方、被写体のエスケンさんは、本が刊行されるまで、2万枚近くの写真からどれが選ばれるかは知らないという。発刊イヴェント当日に、出来上がった現物の本を初めて見るらしい。
 
エスケンさんはこう言っている。
 
「ある時は一緒に都市を徘徊し、ある時は祭りで遭遇、ある時は還暦パーティーで出会い、ある時はラジオ番組の収録時にツーショット。どの写真が厳選され88枚に選ばれたか刊行されるまでさだかでないが細野晴臣、レック(フリクション)、町田康、森雅樹、いとうせいこう、植島啓司、高木完、ラファエル・セバーグ、ブルース・オズボーン、OTO、高橋一(思い出野郎A チーム)は選ばれたという。
そう前代未聞の被写体(しなびたジジイ)である本人も9月2日刊行日に実物を見るまでさだかでないのだ。
 
そして、その9月2日のオープニングパーティーの詳細が分かった。下記のようだが当日はさらに厳選された写真が展示され、2:30PMからは参加者とビールで乾杯しながら歓談できるラフな時間もあると聞いている。
21世紀、AI仕掛けのアートが出現する時代に、あえてモノクロ写真とストリートドキュメントという前時代的な手法で写真芸術に挑む上出優之利と、それをワールドワイドなネットワークで流通させるべく情熱を傾けているプロデューサー、ホウキヤスノリを激励するという意味でも参加してほしい思ってる。」
 
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また写真集刊行とともに、9月になってからサブスクリプションされていなかったS-KENのデビュー・アルバムなどがアップル・ミュージック、スポティファイ、アマゾン・ミュージックなどで配信が開始される。
 
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■今日インターFMの『レイジー・サンデイ』に上出、S-KENゲスト出演
 
今日(2023年8月27日)日曜午前11時~15時にインターFM(89.7mhz)で生放送される『レイジー・サンデイ』(DJジョージ・カックル、渡辺麻耶)
 
ラジコ

 
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■初日イヴェント・写真展概要
 
上出優之利「S-KEN Punk Old Dicks」 オープニングレセプション & トーク
 
日程 : 2023年9月2日(土)
1-2:30pm トークショー(ゲスト : s-ken, ジョージ・カックル)
2023年9月2日(土)
2:30 -6pm レセプション & サイン会
入場料 無料
 
会場 : SUPER LABO STORE TOKYO
101-0064 東京都千代田区神田猿楽町 1-4-11

地下鉄 神保町駅A5出口より徒歩5分. JR 水道橋駅東口より徒歩8分.
TEL 03 6882 4874
 
※トークショーは予約不要、どなたでも参加いただけます。参加ご希望の方は会場まで直接お越しください。
 
写真展は、2023年9月2日(土)から10月22日(日)まで
 
主催 : SUPER LABO
 
写真集>
エスケン パンク オールド ディックス
 
w23.6 x h26 cm
80 ページ
57 イメージ
上製本
白黒オフセット印刷初版
スーパーラボ刊 2023年
¥6.820(税込)
書籍販売 (送料別、約800円)

 
■写真集刊行記念 ファイナルGIG
 
日時 2023年️11月23日(木・祝)OPEN 16:30/START 17:30
会場 東上野 YUKUIDO工房
東京都台東区東上野4丁目13−9
03-5830-2660
出演:s-ken & far east sessions
s-ken(Vo)佐野篤(Cello、Perc、Gt)、岡部 洋一(Perc)、森雅樹(Gt) from EGO-WRAPPIN’、原田芳宏(Steel pan)、中山うり(Acc、Tp、Cho)、上出優之利、s-ken(サイン会)
チケット:LivePocketから販売開始は10/1(日) 18:00〜

 
■上出優之利・過去関連記事
 
上出優之利『888前夜』写真展~最終、2021年12月3日から12月13日(月)まで渋谷フライングブックスで
2021年12月10日

 
上出優之利さん写真展~888前夜~有楽町・外国特派員協会で6月4日まで開催
2021年5月12日

 
上出優之利さん写真展~888前夜~渋谷で開催=トークイヴェントなども
2021年4月21日

 
 
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<略歴>
 
上出優之利(1962年生まれ)大阪府出身。1980年代よりDJ / ミュージシャンとして30年間活動。2011年の震災を機に、写真家に転向、ストリート・スナップからポートレイトまで、人物を主な被写体として活動中。福生の伝説的ディスコや、歌舞伎町のポールダンサーたちなど、コミュニティを内側から捉えるスタイルも好評を博し、写真集『モノクロのブルース』で第23回土門拳文化賞奨励賞を受賞。
 
S-KEN(エスケン=1947年生まれ)東京都出身。音楽家、プロデューサー。1971年佐藤健らと「ピースシティー」結成。その後、1978年グループ、「S-KEN」結成。日本初のパンク&ニューウェイヴ・ムーヴメントを牽引。1981年ソロ「S-KEN」として活動開始。1985年「S-KEN & HOT BOMBOMS」結成。他に多数の展示会などを実施。
 
https://www.s-ken.asia/
 
ENT>PHOTO>Kamide, Masanori, E-Sken
ENT>Exihibition>Kamide, Masanori, E-Sken
 
 
 

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