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〇戦争反対を歌うソウル・アーティストたち~終戦記念日 パート2

〇戦争反対を歌うソウル・アーティストたち~終戦記念日 パート2

【Anti War Songs By Soul Artists (Part 2) 】

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(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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〇戦争反対を歌うソウル・アーティストたち~終戦記念日 パート2

【Anti War Songs By Soul Artists (Part 2) 】

反戦。

8月15日は第二次世界大戦の終戦記念日。だが、その後も多くの地域戦争が起きている。そうした戦争へ反対する主張はミュージシャンやアーティストであればだれもがした。そんな中から、本ソウル・サーチン・ブログではソウル系のアーティストを中心にソウル・サーチャーが独自の視点で選ぶ、反戦歌をピックアップしてご紹介しよう。なお、これら以外にポップ、ロック系ではこの何倍もの作品があるのはご存じの通り。とりあえず、便宜上、トップ20と気分で順位付けしてみた。

反戦歌はアメリカではヴェトナム戦争の激化とともに数が増えてきた。

リンクをはったYoutube映像あるいは音源とともにお聴きください。

今日は 10位から1位まで。

10位

1965 “The Ballad Of The Green Berets” Barry Sadler


https://www.youtube.com/watch?v=8kj9qv6rmG8

これは実際にヴェトナム戦争に従軍した先鋭部隊「グリーン・ベレー」のバリー・サドラー軍曹が歌うもの。これは反戦歌というより、「グリーン・ベレー」を称える歌なので、これは番外編といっていいかもしれない。ただし、この歌の主人公はヴェトナムで戦死するので、戦争の悲惨さを描いているとも言える。


9位

1973 "Love Train" The O'Jays


https://www.youtube.com/watch?v=_BlkTSKqE_8

これもひじょうに希望に満ちた明るい曲。これもギャンブル&ハフの作品だが、カーティス・メイフィールドの「ピープル・ゲット・レディー」に似たメッセージを持つ。世界中の人たちが手を取り合って、愛の列車を走らせよう、というもの。

8位

1985 "19" Paul Hardcastle


https://www.youtube.com/watch?v=0sajngb0W6I

「第二次世界大戦の兵士の平均年齢は26歳だったが、ヴェトナム戦争のそれは、19歳だった」

1985年のヒットで、すでにMTV時代に突入していたので、生々しいビデオが流れた。

7位
1971 "Bring The Boys Home" Freda Payne

https://www.youtube.com/watch?v=x98dLVA2f1Q

デトロイトのモータウン・レコーズで数多くのヒットを放ったプロデューサー/ソングライター・チーム、ホランド・ドジャー・ホランドがモータウンを辞め、新たに自身で立ち上げたホットワックス/インヴィクタス・レーベルから登場したフリダ・ペインの大ヒット。戦争から兵士たち(ボーイたち)を故国に連れてきて、という歌。

6位

1969 "Fortunate Son" Creedence Clearwater Revival


https://www.youtube.com/watch?v=ec0XKhAHR5I

CCRの反戦歌「フォーチュネイト・サン」と『ダイ・ハード 4.0』
2020年5月17日


https://note.com/ebs/n/n6eb4c6cced73

この「幸運な息子」とは、1969年当時ヴェトナム戦争が激しさを増して、全米の若者たちが次々徴兵されていたときに、有力政治家の息子や金持ち、権力者の息子たちはコネによって、徴兵を免れたり、徴兵されても前線ではなく比較的安全な場所に配属されるよう裏で話をつけられていたことについて歌っている。

曲の作者であり、クリーデンスのリード・シンガー、ジョン・フォガティーはこの曲のモデルをドワイト・D・アイゼンハワー大統領(第34代=共和党)の孫、デイヴィッド・アイゼンハワーのことを想定して書いたという。そのデイヴィッドは1968年12月、リチャード・ニクソン大統領(第38代=共和党)の娘ジュリー・ニクソンと結婚した。デイヴィッドは、そうした特権を利用していわゆるネイヴィー・リザーヴ(予備兵役軍)という前線ではなく比較的安全な職務についた。

この曲自体は、もともと徴兵される男の目線で書かれたもの。そして、ヴェトナム戦争反対の立場でもある。しかし、すでに前線に行った兵士たちには士気を上げ、がんばるよう応援する意味がある。結局は国会議員の息子ではないために、戦場に送られてしまった不運な男の視点での歌になっている。


5位

1971 "Ungena Za Ulimwengu (Unite the World)" The Temptations


https://www.youtube.com/watch?v=9509EtbBXrY

リード・シンガーはデニス・エドワーズ。なんとブラックとホワイトの手袋をはめて歌う。この映像は初めて見た。「世界をひとつにしよう」というもの。


4位

1976 "Harvest for the World" The Isley Brothers


https://www.youtube.com/watch?v=usIyVup8-rs

直接的にヴェトナム戦争や地域戦争を名指しはしていないが、「強欲のままに国が作られ、痛みが広がる、平和を求める時に武装すれば、高い代償を払い、帰路につく頃にはすべてを失う。あらゆる国が野獣と化したら、いったい愛にあふれた平和な収穫期はいつ訪れるのか」と歌う、立派な反戦歌だ。


3位

1970 "War" Edwin Starr


https://www.youtube.com/watch?v=tSb6Kj8iPo4

「戦争、いったい何のためにやるんだ?」という強力な反戦歌。全米1位になった。

2位


1969 What The World Needs Now is Love / Abraham, Martin And John – Tom Clay

https://www.youtube.com/watch?v=uEyFxPD8KBc

世界は愛を必要としている~愛のメッセージの数々
2020年8月23日


https://note.com/ebs/n/na83de98ba5f8

子供には憎しみも、差別意識もない。

3人の暗殺された要人について歌う。ジョン・F・ケネディー、マーティン・ルーサー・キング、そして、ロバート・ケネディーだ。

マーヴィン・ゲイも「アブラハム・マーティン&ジョン」というメッセージ・ソングを歌った。

1位

1971 "What's Going On" Marvin Gaye


https://www.youtube.com/watch?v=o5TmORitlKk&t=1s

マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイング・オン』アルバム発売から50周年記念イヴェント開催~
2021年5月18日


https://note.com/ebs/n/n6331844a0c56

マーヴィンの弟フランキー・ゲイは、ヴェトナム戦争に従軍した。そして、そこで見た悲惨な現状を兄マーヴィンに語った。それに衝撃を受けたマーヴィンはそのことを曲にしたためる。友人たちの協力を得て出来上がったのがこの「ホワッツ・ゴーイング・オン」だ。1971年にリリースされ、ちょうど今年で50周年となる。このビデオは2019年に新たに作られたもの。

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