名無し

人の世にあるものは、何であれ名前をつけられることで存在することが可能になる。例えば、人と人との関係や、生命や、症状。「恋人」「友達」「先輩」「後輩」と関係に名称をつけて誰かと繋がり、赤ちゃんやぺットに命名して身内として認め、心のもやもやに病名をつけて治療する。名前がないものは存在していないことと一緒だ。


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