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自己啓発。風。

私は自分に余裕がなくなると、
今、進行中のものをッッパーッと放り出したくなる。

すべてを0(ゼロ)にして、プラスもマイナスもない世界に潜り込みたい。

この気持ちが湧いてくるってことは、人の目が気になりだしてきたぞってサインだ。

昨日の昼間までは、隣の電柱で鳥みたいな生き物がウゲウゲ鳴こうが、
空豆の皮を剥いたら豆がほぼ腐ってようが、玄関前にある花たちがまったく咲かないために緑一色のジャングル化してようが、なんにもなんとも思っていなかったのに。

小一時間寝てみたり、本を読んだり、思いっきりフライパンを振りながら
チャーハンを作ったり、
そんなことを繰り返しているうちに、

「あっ!」

「やってみればいいんだ」という結論に、いつも落ち着く。

しかし、この「あ!」が一向に訪れないときもあって、この得体のしれない心というもののご機嫌さえとれていれば、この世のことはすべて上手くいく気さえしてしまう。

自分の人型をした製氷機には、
つねに、適量に、ご機嫌ジュースを空になる前に注いでおいてあげないといけない。

大事なのは、注ぐという行為自体にはエネルギーが必要で、そこにはちょっと努力をしないといけないんだよなあ。

と、真面目なことを考えてみたりしてしまった。

さ、やるぜ。


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