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WESTの『ブーケ』が日常になった日






突然ですが、皆さんは一日の中でどれくらいの時間音楽を聞いていますか?


私は、何かをしている時は音楽を聞いていないと物足りなく感じてしまう生活が学生時代から続いています

なので、通勤中やネットサーフィン中、こうしてブログを書いている時もずっと音楽を聞いています



そんな私は日によってbgmにしたい曲のブームが変わるのですが、近頃はWESTの『ブーケ』が大好きで、シャッフルで流れてくると聞き入ってしまいます

ブーケは、どこか寂しげな音の中に失いたくない美しさみたいなものがあって、歌詞を見ていくとまた深みを感じて味わうたびにおいしい曲だなぁと思っています


なので、今回はひたすら
【ブーケの歌詞のここが良い!】
について語っていきたいと思います


めちゃくちゃ自己満なので私のブーケに対する熱量だけ伝われば幸いです…笑










どうしてだろう 僕が飲んだ緑茶だけ濁って見えて
どうしてだろう シミ抜きしたはずなのに消えなくて

淳太くんの歌い出しが印象的なこのフレーズですが、ここの比喩表現がとても好きなんです


私の日常には、頭の中に一枚フィルターがかかったようにモヤモヤがまとわりつく日や、毎日やるべきことはやっているのに進展している感じの無い日が時折存在します


この冒頭の歌詞はまさにその状態を指していると考えていて、
モヤがかかったように冴えない日を『僕が飲んだ緑茶だけ濁っている』、進展した感じのしない日を『シミ抜きしたのにまだシミがあるように感じる』
と表現しているのかなと思っています



寂しいとも違う 悔しいとも違う そんな時があって

ここもすごく共感できます

虚無感とは少し違いますが、今日何か物足りないなぁ、と思う日があったりします

その物足りなさは人肌恋しいからかなと考えてもそういうわけではなく、じゃあ何か手に入れられないものがあったからかと考えてもそうじゃない

すごい曖昧でモヤモヤとするけど満たされていないことだけはわかる、という複雑な感情



大人になっても変わらない 悩みは大抵変わらない
抜け出した瞬間また来た 御伽の国じゃないから

一番の冒頭からサビ前の歌詞ってすごく暗鬱というか、決してポジティブな内容ではない言葉で書かれているのですが、それが湿っぽくなりすぎていないのがすごいなと思います

この部分も、御伽の国って言葉をチョイスしているのでどこか美しさを感じますよね

物語(ファンタジー)みたいにひとつの困難を乗り越えて、「幸せに暮らしましたとさ」で締めたいですよね
現実は一難去ってまた一難…



花束みたいだ綺麗さ 派手じゃない色だって必要さ
大丈夫さ 抱えきれなくて 溢れそうな時は
一緒に抱えるよ

この曲名にもなってる『花束』が表現しているものがあまりにも美しくて、儚くて大好きです


花束は様々な色、形のお花を一つにまとめて作るものですよね

その中には明るい色のお花だけじゃなくて、暗い色のお花もあるはずで、でもそれが花束である限りは絶対に華やかで、温かくて、麗しい

つまりその人の気持ち、感情の一つをお花に例えて、様々な気持ちが集まった僕を花束としているんですよね

ポジティブな気持ちだけじゃなくてモヤモヤした気持ちも必要だし、それがあなただからそのままで素敵なんだよ、もしもしんどい時は一緒にいるからね
というメッセージがこのサビの歌詞だと思っています



そんなこと言うから 忘れてた深呼吸してみたよ
そんなこと言うから 錆びたとこ少しずつ溶けてくよ

なんかすごくあったかくて、WESTの歌声だからこそより良い歌に感じるんですよね


一番のサビから少しずつ、世界に彩りが増えたような麗しさが歌詞とメロディに現れてますよね

暗い気持ちになっている時って呼吸も知らず知らずのうちに浅くなっているので、ほんとに深呼吸するだけでリフレッシュになるんですよね

錆びたところが溶けていくって表現も最高です



「もしこうなったら もしダメだったら」は
旅の荷物になる
大抵のことは 笑い話になる 時間て素敵だ

タラレバがたくさん出てくる人って、想像力があるしリスクヘッジもできるので素敵ですけど、時に一歩踏み出す己の勇気を邪魔してしまいます

でも失敗は時間が経てば笑って話せるようになるから大丈夫、挑戦してみよう、とWESTに歌ってもらったらほんとに心強いですよね



胸が傷ついた音は 誰にも聞こえないから
忘れるくらい綺麗な 音を探し続けるよ

何かに傷ついてしまう時って、嫌なことを避けていたとしても気づけば心が少しずつすり減っていて、勿論周囲の人には自分の傷ついた気持ちは見えない
そして自分でも気づかないことがあります

なのでこの歌詞のように、その気持ちを忘れてしまうくらい素敵な物事でいっぱいにして、心をアップデートしていきたいですね



花束みたいな日だって 錆び付いて濁った日だって
大丈夫さ 抱えすぎたら 御伽の国じゃないから
ちゃんと手放すよ
そして思い出すよ 僕が花束なんて 笑っちゃうよ

もうここの最後の歌詞がとっっても好きで好きで…泣


一番の歌詞では、人生の困難がひとつでは終わらない現実を、御伽の国と違うんだと悲観していました

しかし最後には、ぼくは御伽の国の頑張りすぎてしまう主人公ではないからちゃんと無理なものは手放すよ、と伝えてくれています

そしてこのタイミングで励ましの言葉である『花束みたいだ』を思い出すんですよね泣


人って進退しないと気づかないことがたくさんありますよね
変わらないことは一番難しいけれど、変わらないままでは新たな知見に触れることができないのも事実だと思います


ブーケでは、ひとりの人間がひとりの人間の言葉によって救われる描写が描かれています

この歌は私の日常にすごく溶け込んでいて、私の気持ちを美しいものにしてくれます

WESTの歌い方というか声の伸びも化粧水みたいというか(伝わりますかね?)
じんわり私の一部になっていくような、優しさで私を労ってくれているような、ブーケを聞いているとなんとも言えない気持ちになります


これからも好きなアーティストの好きな歌をたくさん聴き続けたいなと思った今日でした



皆さんのこれからの日々も晴れやかなものになりますように💐







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