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このマンガはどうでしょう! えびたこ式マンガ漂流記

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マンガの海を漂流す! 電子書籍時代の到来により、ますます広く、波高くなったマンガの海。 そんなマンガの海を漂うえびたこの漂流のさまを綴ったマンガ感想文を纏めています。
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テレの権化?な島本和彦先生がとても強引な技でテレを消した傑作「デスパイ」

1.はじめに ビックコミックオリジナル創刊50周年企画として15・16号に連続掲載され、話題と…

EBiTAKO'S
3週間前
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『「たま」という船に乗っていた』ランニングの石川さんの音楽生活航海記。

・はじめに 『「たま」という船に乗っていた』が完結した(連載の完結は5/31)。 さよなら人…

EBiTAKO'S
3か月前
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専門誌という離島からやってきた大傑作「オーイ!とんぼ」(ネタバレ注意)

・はじめに 2024年度の春アニメの一覧をチェックした中にそれはあった。 ずっとAmazonのおす…

EBiTAKO'S
5か月前
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解体屋ゲン セレクション版「外国人労働者問題編1」

・はじめに 解体屋ゲンの電子コミックが連載に追いつき、毎月1日の発売が難しくなった中で、…

EBiTAKO'S
5か月前
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「オルクセン王国史」戦争を描くというコトについて

・はじめに アニメ化が決定した「メダリスト」のあまりの完成度、「令和のダラさん」の奇抜…

EBiTAKO'S
5か月前
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2023年のマンガまとめ!

・はじめに あっという間に2023年も終わりに。 年内の新刊はほぼ発売されたと思うので今年…

EBiTAKO'S
8か月前
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「令和のダラさん」妖怪を舐り回す令和最強ヒロインが超ヤバイ(ネタバレ有)

・はじめに 今一番面白いマンガというのは刻々と変わる。 もちろん日本の今を描き続ける解体屋ゲンや圧巻の作劇が続く国境のエミーリャ、もはや手の付けられない表現力のメダリストなど、もはや一番がどうのとか以上の高みにある作品もあるのだが。 そんな中で令和最新、今一番面白いかも知れないのが「令和のダラさん」(ともつか治臣・KADOKAWA)である。 ・あらすじ 大雨の夜、山の祠の様子を見に行った祖父を追った三十木谷(みそぎや)日向(ひなた)と薫(かおる)のきょうだいは山に隠

ドラマ「家電侍」vsマンガ「宇宙人ムームー」家電は当然SFなのだ!

・はじめに 前々回のnoteの記事「こまけえコトはいいんだよ!肩ぐるしくない素敵なSFマンガ4作…

EBiTAKO'S
1年前
2

いま求められる完璧なゆるさ!マンガもドラマも楽しい「めんつゆひとり飯」

・はじめに まさに冬のシーズンと言われた前期の冬アニメから、一転して鬼滅の刃、水星の魔女…

EBiTAKO'S
1年前
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こまけえコトはいいんだよ!肩ぐるしくない素敵なSFマンガ4作のご紹介。

・はじめに 最近はなんかこう小難しいSFが多い気がする。いや、もとからSFは企画時点から「科…

EBiTAKO'S
1年前
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もはや天使か悪魔か?王者となった「メダリスト」が血肉を啜り続けるもの

・はじめに 第68回小学館漫画賞の一般向け部門を「メダリスト」(つるまいかだ・講談社)が受賞…

EBiTAKO'S
1年前
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時は本当に来た!今、神の力でフェチ系の主役は巨大美少女ヒロインと成る!

・はじめに昨年書いた記事「時は来た!今、フェチ系の主役を狙う巨大美少女ヒロインを堪能せよ…

EBiTAKO'S
1年前
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2022年の個人的マンガまとめ

・はじめに 2022年も今日で終わり。この一年間の個人的マンガ読み状況を纏めてみた。今年も面…

EBiTAKO'S
1年前
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今一番の巨大美少女ヒロインの生活が尊い!「ちっちゃい島のでっかいガール」

・はじめに 巨大美少女ヒロインについて近々に記事を書いたが、なかなか多くの人に読まれているようだ。 やはり巨大美少女ヒロインの認知は着実に進行しているようなのだ! さて、そんな中で今回は巨大美少女の日常に特化した素晴らしい作品について紹介したい。 ・タイトル 「ちっちゃい島のでっかいガール」(あおいましろう・講談社) ・あらすじ 「中学二年生の春、都合により読者モデルへの夢を捨てて、都会から母と小さな島の祖父の家に住むコトになった三輪しげる(女子)。 そんなしげる