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オマール海老(ロブスター)の飼い方



結論

・温度管理は重要
・海水づくりは人口海水の素が一番
・パーフェクトフィルターは掃除しなくてもよかった。けど。。。
・餌は連続したものでは食わない
・でかい水槽が必要
・知らない生き物を一緒に入れたらダメ、絶対!!

管理温度

温度管理は非常に重要です。オマールは本来、0〜10℃くらいの水域に住んでいるそうです。
日本で飼育するときにはそう、「夏場」!!!死活問題。クーラー必須。
最終的に私のオマールはクーラーが効かず26℃になって弱って死にました。
24℃くらいから餌もあまり食べません。
まー、コストがかかりすぎるので養殖にする時はここが問題になりそう。うなぎの横にオマールの設備を持ってきて熱変換でうなぎの方をあっためたらWINWINなきがしますけどねー。

人工海水の素

水槽の海水は、海から汲んでくるかそれでなければ海水の素が販売されているのでそれを使ったほうがいいです。
え?なんでそんな当たり前のことを言うかって・・・?
はい、博多の塩を薄めたらできると思って、海水水槽を作ったのが私だからです。
水槽やってる友人から、水槽の立ち上げ云々を聞き、丈夫なパイロットフィッシュ(スズメダイだったかな?)をかってきて、塩分濃度を計算して、ハイポで塩素を抜き、博多の塩を投入して比重計使ってぴったりにしてみましたよ。
水槽やってる人はわかると思うんですけど、水槽の立ち上げって、
まず細菌とか水の状態を安定させるために1週間くらいは濾過器を設置した状態で回すんですよね。それから、安定してきたらパイロットフィッシュと言って、わりと丈夫な魚をお迎えして、生きれるかどうかを見るんですわ。
博多の塩で海水作って、何が悪かったのかいまだに不明なのですが、2回やり直してもスズメダイくんが昇天されて、やっぱりペットショップで飼われているやつは生命力が低いんだと、勝手に思い込んだ私は、野生のハゼをとっ捕まえてパイロットにしました。
結果…スズメダイくんは朝起きたら昇天してたんですが、ハゼは2日は持って昇天されました。
ハゼは、体をぐねらせていてちょっとびびったんですけど、これはただの習性のようです。
最終的には人工海水の素でみんな生き切ることができました。最初からこれでやっとけばよかったですねはい。


パーフェクトフィルター

私が使ったフィルターはこれ!トットのパーフェクトフィルター。
私が望んだのは、掃除とか一切せずに水は綺麗なままを保ってくれると言うフィルターです。パーフェクトフィルターはまさにそれを叶えてくれました。半年間、余計なことをしなかったらまじで掃除いらずです。
私が掃除したのは半年の中で以下の2回のみです
・イソギンチャクがオマールのちょっかいで毒を吐き、夏場の水槽の中のボラの子やハゼが死んで仕事から帰ってきたときにすでに水が白く濁ってしまっていた時
・オマールが死んだとき

亜硝酸塩のたぐいを、ほぼゼロに保ち続けてくれました(試験紙にはテトラの淡水用を使いました)。当時はアプリもあって便利でした。

テトラの水質記録アプリ

ただ、鳥のレバーをあげたのがまずかったのか、洗うときには温泉の湯の花みたいな白いチ●カスみたいなのがたくさん溜まり、腐乱臭のような硫黄の温泉のような匂いがきつかったので、

おそらく硫黄塩のたぐいを分解してくれる微生物は繁殖してくれてなかったと判断してます。まあ、硫化物の分解者は主に水深200メートル以下にいるみたいなので水槽のろ材の中に繁殖するか不明ですが。

TOTパーフェクトフィルターSS

オマール海老の餌!

基本的に雑食と言われているのですが、確かにそうでした。だって、「鳥のレバー」めちゃくちゃくいましたもん。
ただね、私の個体がそうだったのか、一度食べた餌は2日連続で与えると食べてくれないんですよね。飽きてるんですかね。
生のアジ、ちくわ、魚肉ソーセージ、ブリの養殖用の餌、、、色々試しました。
養殖用の餌は個人に対して販売してくれる業者を見つけることができず、理想のペレットに辿り着けませんでした。確実に言えることは、かための大きいしっかり沈むウェットペレットのほうがよいということです。

水槽の大きさ

私は430gくらいのオマール海老を60×90×32cmくらいの水槽に飼っておりました。家庭に置く水槽では大きいのですが、オマールを入れるとこれでも少し狭そうでした。特にフィルターを設置するとおもったより小さく感じます。
なお、脱皮のことを考えると横と奥行きはそれぞ90cm以上あったほうがいいのかなと思います。

ただ、それを準備するとなると水槽もとい、水槽台やらクーラーやらフィルターやら、大きめのものを揃えないといけませんのでコスト的にも高すぎますね!
飼育用の青いケースみたいなのあるやん、あれで良さそう。

青いケースみたいなやつ笑

一緒に入れる生き物にも注意を

思い込みで他の生物は入れるな!!!とだけ言っておきましょうか。
私はイソギンチャク水槽に憧れて、近くの海からイソギンチャクを取ってきました。それがよもやムラサキクルマナマコだったとは知らず。。。
ご存知かもしれませんが食用のナマコなど、「ホロトキシン」と呼ばれる毒があるそうで。。。
これ。。。人間には効かないけど魚には効くそうで。。。水虫薬なんかもできてるみたいで。。。薬剤師なのに全く知らなくて。。。。
たぶん、ロブスターが刺激したんでしょうね、水槽の魚は全滅し、水は霧がかったように白く濁っていた
撮影の余裕なんてなかったですはい。
すぐに新しい水用意して、水合わせもできぬままかろうじて生きていたロブスターのみを入れましたが、数日後お亡くなりになる寸前で、、、

茹でたて❤️

茹でて食べました。お世辞にも美味しいとは言えなかったですね笑
なんか、ごめんね!!

まとめ

水槽未経験者がですね、半年間やってみた感想としては飼っている時よりその準備に手間がかかる!この一言に尽きますね。
仕事と一緒です。戦と一緒です。千の準備、万の準備をして初めて自分の目標を成し遂げられるのだと実感しました。
振り返ると、私は準備という準備が全くできておりませんでしたね(笑)今後の良い参考になったということで!!よしとしましょう!
準備、大事!!!

詳細はまた、別記事にさせていただきます。

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