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自分の価値を上げられる人

30歳までで自分が何をして食べていくのかを決められないと一生「俺って誰?」と悩むことになります。生涯同じ仕事とか同じ企業というのは難しいかもしれません。大学を出て3年で自分のベースを作りその後の5年で見極めてください。

例えば食品メーカーならば商品開発という人気の部署がありますが、ここの部署に新卒から入れるのは理系の一部の方だけのことが多いです。商社なら営業、仕入れ、マーケ、人事、総務、システムなど内勤・外勤も含めていろんな仕事があります。海外に出てバリバリ働くイメージですが実はそれを支える仕事のほうが多かったりします。鉄道会社は本業の鉄道業務だけでなく本社機能としては不動産運用やグループ会社の売り上げ管理、駅の売店の仕事などもあります。

特に大手広告代理店は新卒で制作、クリエティブの部署に配属されるのはデザイナーならば美大を出た方、コピーライターなどは相当狭き門。大きな組織であればあるほど希望の部署の異動が難しいです。広告営業以外のクリエティブに関わる仕事を体験したい場合は転職して専門の会社に入るのをお勧めします。

企業広報をやりたい場合は大手PR会社からの転職というのもあります。またデジタルマーケも代理店で覚えてからメーカーに転職というのもあると思います。メーカーで今は違う部署にいてマーケとか宣伝部署の転属を狙っているのであれば、一旦外に出て実践で経験を積み出戻りも全然あります。代理店や取引先の出向なども視野に入れて、会社に交渉してみてください。

30代で大切なことは「ここにいた」ではなく「自分でやった」と言えることです。自分でやっていないと経験とは言い難いからです。経験とは年数ではなく体験です。考えて行動していないと1年やっていても何も語れない人になってしまいます。その人の価値というのはこの経験に関わっています。30歳までにいい経験ができますように。そのためにはある程度仕事との距離が詰まっていますように。

読んで頂きありがとうございました。そして皆さんが40年の仕事人生を息をするように過ごせることを祈っています。自分の価値を上げるのは経験です。そこにいただけだと在籍期間です。在籍にならず経験にしてくださいね。

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