仕事で戦友という仲間に会う

私の仕事の恩人は若い時に敗戦の色濃い終戦間際に太平洋戦争で南方に駆り出されました。軍艦に乗り戦地に着く前に敵軍に撃墜されて乗組員全員が海に沈んだのに、奇蹟的に助かって帰国できたそうです。そして終戦後ビジネスを興されました。20年前に亡くなられましたが、生前は喫茶店でココアを飲みながらビジネスの話と同じくらい戦友の話をしてくださいました。
「いつも亡くなった戦友、生きている戦友のことが気にかかるんだよ。互いの命を守るためにギリギリで濃い時間を過ごした戦友の存在が生きる支えになるんだよ」と教えてくれました。「仕事も同様。ホンキで闘った同僚や取引先も大切な戦友なんだよ」と

仕事と人生は天災や疫病、景気の乱高下も含めて思わぬことの連続。特にどの企業も慢性的な人手不足が深刻です。このようなうまくいかない毎日や困難を支えてくれるのが同僚であり上司。同じチームにいて一緒に頑張ってくれる戦友です。

ホンキで一緒に闘わない同僚は席が近い会社の顔見知りでしかないです。励まし合い、認め合い、一緒に違うステージを目指したときに出会うのが戦友です。工夫しながらもがいてそしてたくさん雑談も含めて話してください。

少し無理かな、できないかなと思う山を一緒に乗り越えてくれるのが戦友。過ごした時間が一生の財産になります。若いときしかできない失敗と頑張りがあります。それを一緒やってくれる人って本当にありがたい。振り返ると信じられないほど素敵な時間になっていると思います。戦友との出会いが人生を豊かにしてくれると思います。

一方で仕事から逃げるように夕方から会社の愚痴と悪口と噂に明け暮れる飲み会グループ。一見所属していると安心感もあり、ストレス発散して見えますが実は耳から人生が腐っていきます。マイナスな感情を受け続けていると体力的にも精神的にも疲れてしまうのです。そこでは戦友になれません。

仕事を楽しんでいる先輩、闘っている上司と本業で繋がってください。


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