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「苦手」とは違う「相性」に逆らわない

話すと距離が縮まるのが「苦手」。何をやってもイラつくのが「相性が悪い」です。いろいろなものに相性があります。この相性というのは、考えてもどうしょうもない。誰もまったく悪くないのです。

子どもの場合、担任の先生と相性が悪いと辛い1年になったりします。耐えがたいなら転校もあります。転校で気分も変わり、強くなれたりします。ビジネスマンも同様。人事異動で耐え難い部署になったら、上手に異動を申し出てください。この場合、なるべく誰も傷つけないように動くのか正解です。難しい場合は、我慢しないで転職もありだと思います。

相性が悪い同士は、仕事の場合ぶつかれるほど親しくないから一緒に働くのが大変です。相手のここを変えたいとか、相手を責めても好転しないのが相性です。

これは生物とか命が本来ある信号が合わないのだから仕方ないですよね。ライバル関係でお互いの手柄を意識して、嫌いや目の上のたんこぶとは理由が違います。私も長い社会人生活で合わない人もいました。逆に私を苦手と思う人もたくさんいたと思います。そうした場合は、同じチームで働く場合は、間に誰か1人入れて会話をしてもいいとと思います。

私も30歳を過ぎてから「好き嫌い」では仕事をしなくなりましたし、苦言を言ってくれる人は多分ずっと付き合える人なので感謝すらあります。しかし20代までは相手を思いやれず「好き嫌い」が出ていたと思います。

相性には抗わずに認めてしまうとよいですよ。以前とても苦手な上司がいて、辞めてから「この人は嫌われ役を一手に引き受けていたんだ」と気づいたことがあります。上が嫌われていると下が頑張りやすかったり、まとまりやすいからです。

そのおじさんは普段から嫌味っぽくて少し意地悪に見えました。でも嫌味っぽいのは本当の「怒り」ではないので受け流せました。振り返ると嫌味を言われるほど私のほうが未熟だったんだと思います。恥ずかしい。これは相性が悪いではないです。未熟です。

会えばわかりますが、私は、そこらへんにいるニコニコデブなおばさんなので、実はそれほど個性的ではないのです。中間管理職の女性がクライアントにハッキリとモノをいうことを見たことがない人にとってビックリされた事もありました。代理店の営業やプランナーの方とは、付き合うスタイルとスタンスが違っていたからです。特に30年前の日本で広告の女性管理職というだけで、怖いと周りから思われることもありました。

プライベートでも相性は大切です。夫婦は「徳」みたいなものが同じだと聞いたことがあります。徳が同じだと長く続くそうです。いつも喧嘩したり、イライラとしてしまうのは徳が合わない=相性が悪いのかもしれません。

また長く続けているうちにどちらかが徳が高くなったり低くなったりしても合わなくなります。晩年にやたらと喧嘩が増えるのはこのため。結婚してから相手が何をやっても気に入らない人、何をやっても心からのありがとうが言えないや聞けないのは相性が悪いと認めてしまうとラクですよ。距離のとり方が変わります。

読んで頂きありがとうございました。皆さんが素敵な初夏を送れますように。若い世代までワクチンが打てるようになって治療薬ができればインフルエンザみたいになっていくと思います。

相性の良い悪いは認めて組織のなかで相談できる人とホンネで話せる人をみつけてくださいね。





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