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アイデアが湧かない問題を考える

「アイデアが浮かばないから辞めます」。このように退社された方がいました。もう一人「会議でみんなが言っていることが全然わからないから辞めます」と話され方がいます。

アイデアが浮かばないから辞めますと話した方の前職はガリガリの営業会社。数字があれば全部OKの人材広告の飛込営業。毎日渡されたリストで渡されたマニュアルでひたすらアポ電をかけまくるをくり返して数年。それだけじゃ将来が不安とチャレンジしてきましたが、会議とかに入ると何も発言できない自分がいて、努力をしたいと思っても、知識の入れ方、調べ方も、わからないくて頭が真っ白になってしまうと話してくれました。

マニュアル通りに言われたことだけをやるほうが自分に合っていると。この方は比較的長く勤務をして会社に貢献してくれました。やってみたからこそむいていないことがわかったといって穏やかに卒業をされました。

「みんなの話しているコトバがわからない」といった方は、毎日毎日、新聞やWebの記事を研究されていました。記事の意味がからない。だから書いたヒトに会いに行ってもなかなか話せないと言っていました。コトバの感覚が悪いのを自覚されていて、会議ではよくポカンとしてしまうそう。苦手なことは苦痛ですよね。

企画職や企画営業をはじめた方で、スタートしたみたら、自分のアイデアが出てこないと悩む方はかなりいます。仕事は実務。実務が全て。企画とアイデアだけではだめで考えるだけでなく前に推進しなければなりません。先のイメージがないと実務を周りに指示できずに、やれ的な発言になってしまうのです

話が苦手だから営業じゃない部署を選ぶ方は間違い、もっと誤解しているのがマーケティング。自社の営業や小売店、工場を動かす巻き込む力=チャームと会話力が必要です。そのためのアイデアとクリエティブが必要なので、話しながら、多弁に聞いたり話したりする必要があるのです。

企画は自分の頭のなかにあるのではなくて、誰かの頭にあるアイデアを借りるコト。それをコトバにしていくので自分の仮説があることが大切、仮説がないと会話になりません。

頭が真っ白にならないためには、まず興味をもって考え、いろいろと話すこと。演奏家が口で言えないことは弾けないようにプランナーも普段話せないことは書けないのです。

企画職を選ぶ方は話しだしたら、ちまらない方。会話がどんどん出てくる方がいいと思います。面白いコトバや喜ばす気持ちがあることがよいプランナーです。プランナーは話させ力。マーケターも数字の分析をするヒトじゃあないです。マーケターは巻き込み力です。どちらも明るくないといけないんです。

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