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飛込新規営業会社の新卒採用

採用広報という現場ではホンネと建前が乖離している企業もある気がしています。知名度のある大企業以外は採用担当の主観みたいなプレゼンも多く、大学のサークル誘致みたいな楽しいぞ的な友達勧誘が特に気になります。学生はキラキラしたことより本当やホンネ、仕事の現場が知りたいのに友達採用的にしてしまうのが気になります。

「うちの会社はとても素晴らしい」「うちの会社は若いヒトが活躍している」「うちの会社は成長できる」「うちの会社は社会貢献している」「うちの会社は将来性がある」となんだか前向き過ぎるくらいよいところばかりを話す傾向にあるのに、管理部門のスタッフなので実際の仕事現場を知らないケースがほとんどです。

会社説明会では1つか2つのケーススタディを見せてそれが全てと誤解させてしまうこともあります。説明した本人が実際はやらない仕事なんでついついオーバートークになりがち。若いヒトが活躍しているのは社歴が浅かったり、カルチャーとして30代がそれほど珍重されていないことで起きていることもあります。

入社して全員が新規の飛込営業。数字がいかないと「進行管理」に転籍。「進行管理も無理なら退職」というシステムが出来上がっている営業会社のキャリアパス。幹部候補生になる1割を残すという会社の目的には合致していても、何も考えずに言われたことをやれと言われたヒトにとって、その後の仕事人生が工夫や企画ができないヒトになってしまう可能性もあります。パソコンスキルが全然ないのが特徴です。

数字のために、隣の席のヒトを蹴落とすような社風で生きていたヒトにとってはとんでもなく思いやりのないヒトになってしまうことがあります。素直なヒトなら尚更です。転職してもしても、実力がないので数年しかもたないヒトになってしまうのです。

イメージできないことは致命的。数字と上ばかりみてきたので、下を怒る指導ができても、褒めながら成長させてあげる思いやりのある指導ができないのです。なので30歳を境にやる仕事が極端に減るのです。

しかも地頭のよい後輩にあっさりと抜かれるためでなく、プライドが高いのでそれを認められずに転職を繰り返してしまうのです。社内の競争の土俵にばかり立っていたら残念ながら世の中のニーズが低いヒトにっなてしまうこともあります。

新卒でチャレンジするときはその辺もよく見てから行動してください、社風とモラルが大切です


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