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周りの年上のヒトが自分のアイデアを通してくれる

私が広告代理店の制作の仕事をしていた時にクリエイティブのプレゼンを毎日のようにしていました。赤と青。縦と横。このように意見が分かれることはあります。この色、この位置。伝わり方や言いたいことに変化がない場合は好みで選んでも全く問題ないと思っています。そうゆう時には私は一切自分の意見は言わないようにしています。

好き嫌いには理由がないし議論すべきではないからです。クリエーターはクライアントの好みを知っているべきですが、自分の好みを押し付けては絶対いけないと思っています。もし好みで意見が合わないときは相手に気持ちよく譲ると決めてしまうととてもラクになるのです。

プランナーやプロデューサーとして譲れないことは主張していもいいですが、そのときに我をはったり感情的になったら負けです。相手の意見も聞きつつ、そして自分がなぜここを推すのかを目の前のヒトを心から思っているという感情半分、論理半分で落ち着いて相手を楽しませるつもりで話すと理解を得られると思います。但し結論はあくまでもクライアントや周囲のものと決めておけばいいと思います。どう転んでもいつもニコニコとしていればいいのです。

アイデアを出したのは自分でも、その仕事は自分をキャスティングしてくれたみんなのもの。若いと自分の主張が通りにくく、もどかしくかつ理不尽なこともあるかと思いますが、通すのは自分でなくてもいいのです、自分を応援してくれる誰かに通して貰ってもそれは自分の仕事でありアイデアです。

若いと理不尽なシーンも多々ありますが、周りを使ったり頼ってもいい特権もあるので、自分でプレゼンすることにこだわらず最終的にみんながいい仕事ができるように目を向ければよいと思います。但し手柄をとられるのは悔しいこともあるので応援してくれる方は見極めたほうがよいですよね。

読んで頂きありがとうございました。仕事上の意見は1対1でないんだと気がついた未熟だった20代。アイデアの良しあしやビジネスの成功のために、年上の方の意見を聞くようにしたらコンペの勝率が俄然あがりました。なんで通らないのというもどかしさを抱えていないで、周りの年上のヒトをどんどんと巻き込んでくださいね。


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