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性格も集中力も変わる食べ方と栄養

病名がつかない不調で25歳から40歳まで15年くらいドクターショッピングを繰り返してやっとついた病名が掌蹠膿疱症性骨関節炎という普通の人はほとんど一生聞くこともない病名です。しょうせき・のうほうしょう・せい・こつかんせつえんとは、手のひらと踵の皮膚に異常なのう胞ができて人によっては手足が使えなくなるだけでなく骨も変形が進むとても痛くて珍しい病気です。それが腸内栄養失調だと知ったのは発病してそうとう後のことでした。父に話したら父も同じ病気だったそう。体質は遺伝してしまうのです。

この病気の特徴は脊椎や腰椎、肋骨などの中心にある骨の変形と手のひらと踵のの皮膚炎。この関係なさそうな皮膚と骨が別々の場所に出てとても厄介な病気です。

インターネットで世界で唯一この病気を研究している秋田の医師のお蔭でビタミンBの一種、皮膚を作るビオチンが腸内産生できない体質とわかりました。診察後、まったく副作用のない月1000円程度のビタミン剤を飲んだり、注射で血管ら直接いれる治療をするだけでびっくりするほど元気になりました。一時期寝たきりも覚悟した私が「クララが立った」のように3日で歩けたときは驚きました。そのくらい足りない栄養があると身体や内臓が正常に動けないのです。

私の病気は、国内で患者も少なくかつ治療や研究している専門家が劇的に少ないので、仕方ないというか必要に迫られて海外の論文を翻訳ソフトにかけて読みまくりました。難病というのは大概栄養と関わっているというのを読んだからです。そこでビタミンBが腸で産生できない体質の人はメンタルも含めて色々な原因不明と言われている難病にかかりやすいということを知りました。腸内環境というコトバと機能を独学で研究したのは18年前です。

栄養学と性格の関連性の論文も数多くありました。この栄養素が足りないとキレやすくなるとか、この栄養が足りないと子どもの不登校になるいう研究が欧米では当たり前に行われています。食事療法で鬱や行動障害を治療している医師は世界に数多くいました。

糖質オフや断食も間違えると鬱の原因になりやすくなる一方で上手に行うと集中力が養われて年収も上げられることもわかっています。また異様に甘いものを欲しがる人、チョコレート中毒の方の行動パターンなども分析されています。この学問は相当面白いのです。性格や行動は食で変えられるからです。

分子栄養学は難しく考えず、男性の場合は仕事の効率をあげるための集中力の持続とイライラ感を抑えて平常心でいるためのもの。女性の場合は肌をきれいにすることから取り組んでみるといいと思います。

肌の代謝がよくなるということは、血管の内膜の再生、腸粘膜、神経細胞など関連しているともいわれています。最近できたシミが戻らない、くすみが出てきた肌荒れが顕著になってきたら少し食べるものや食べ方を見直してみたらいいと思います。

またベジタリアンとか偏った食べ方やこれしか食べないという偏食はタンパク質だけでなくビタミンも不足します。肉や魚や卵には豊富なビタミンが入っているからです。しかも吸収がいいのです。

自分の性格と食べ物の好みや食べ方。ぜひ見直してみてください。ネットにもたくさんの記事が出ているので簡単に自分に足りないもの、食べたほうがいいものはわかります。

そば、うどん、牛丼、ラーメン、カレーという単品メニューばかりだと偏ってしまいます。単品メニューに牛乳やヨーグルトやフルーツを追加するのはいいですが、生野菜サラダはあまりに意味がありません。栄養は摂れずにドレッシングの油ばかり摂ってしまうからです。サラダバランスという間違った栄養常識から抜けて自分に足りないものを身体が語りかけてくるようになるといいと思います。残念ながら過剰なアルコールは身体にとっては毒物。それを薄めようと水分を入れてほしいという反応が出て喉が渇きます。このように身体はとても正直でかつ食べたものでできています。




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