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命を助ける人の通訳になる

「自分は命を助けられないけれど、命を助ける人に寄り添うことはできる」と思ったのでそれを仕事にしました。例えば医師という仕事は、一人ひとりの患者様に毎日向き合いますが考えていることを一般の方に広く発表する機会がなかなかないのです。病気を予防する、そして早く見つけて早く治療するというシンプルななこと専門家として語ることで役にたちたいと思っている方が多いのです。

病気になったら治療。病気にならないために暮らすことはヘルスケアです。このヘルスケアを仕事にしているのは、医師たちの気持ちを代弁したいと思っているからです。例えば糖尿病。糖尿病は一生付き合う病気。この怖さを啓発するだけでなく、もともとならないように、もしなっても重症化しないように上手に付き合うために投薬だけでなく、運動と食事ができていないと血管は守れないと伝えていきたいです。

糖尿病を長年放置すると血管と神経が糖によってボロボロになってしまうのです。加えて感染症になったときに重症化してしまうのです。食べたものでエネルギーや免疫がつくられて、動くことで身体の筋力も含め内臓を強くしていることが診察室の時間だけでは説明できないからです。

だから健康に関わる専門家の考えていること、メーカーなどの思いもこめてわかりやすく伝える通訳みたいな仕事をしています。自分の不調や季節の悩みに寄りそって日々の暮らしに取り入れていくようにできればと思っています。

健康や病気の文章はとても平易を心がけています。先生たちがお年寄りや子どもに話すときにわかりやすいように話されているからです。小学2年生が読んでもわかるを基本にしています。虫や鳥、花、雲の名前を覚えると一生使えるように病気や健康のことも早く知った方がいいと思っているからです。

加えてメンタルヘルスの問題で落ち込みと鬱は違う、眠れないことと不眠症は違うということを多くの悩んでいる方に伝えたかったのです。例えば子どもが受験に失敗した、自分が昇進できなかったので、少しの間眠れなかったり落ち込むのは普通の反応で鬱ではないのです。落ち込むのは心の正常な反応。これは一時的なものなので時間が解決してくれるそう。

それとビジネスマンの心の問題もずっと深刻だと思ってきたテーマです。かなり以前より、仕事や仕事の人間関係のストレスが原因だと思っている方でも、根本のストレスが実は家庭や親子間や夫婦間の問題だと気づかない人が多いと以前から専門家や産業医の方が指摘されていたのです。リモートになり残業時間が減っても心の疲労が改善たれないのはそのためです。

原因不明だった私の病気はビタミンB群が腸内産生できずに自己免疫全てに作用するという珍しい病気だったのでわかりやすく広めていこうと医療ジャーナリストになりました。腸活とホルモンなどの関係が体調と関係していることを早くに学べてよかったです。

読んで頂きありがとうございました。自分の経験を仕事に役立てられるというのはとてもありがたいこと。メディアの方も含めて人を助ける仕事をしている全ての人に敬意をこめてこの仕事を真摯に続けています




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