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「生まれてこないほうがよかった」2
「生まれてこないほうがよかった」part.2
ゴータマ・ブッダの哲学を考える。
という所では
★★★★★
アジアで最も「反出生主義」に
近い哲学を打ち出したのは、
ほかならぬブッダの原始仏教である。
★★★★★
ブッダは、二度とどこへも生まれてこないことを究極の目標
として修行した。
それはこの世において
大いなる安らぎに至る悟りの道である。
古代インドで
最も反出生主義に近い考え方を
説いたのは、原始仏教である。
原始仏教は
人間が経験する一切は苦しみである
と考えた!
生きてることは全部苦しみ?
当時のインド世界では
輪廻が信じられていたから、
死後に輪廻して生まれてくる。
次に生まれていく世界でも
また苦しみを経験し続けなければならない。
出家者たちは
死んだ後二度とどこへも
生まれないことを願って修行した。
二度と生まれないことを
願うのであるから
これは反出生主義の思想である。
ブッダが直接書き記したことは、
一切残されていない。
原子仏典に現れたブッダの考え方を
要約すると次のようになる。
![](https://assets.st-note.com/img/1692266489556-1vxVFVyM0o.png)
まず
この世で生きる事は苦しみである。
この世で死ぬと
輪廻によって別の世界に生まれる。
そこでの生も、また苦しみである。
そして再び輪廻する。
このようにして
私たちは永遠に苦しみから逃れられない。
この苦しみから逃れるためには、
この人間界で自分自身の執着、
欲望、愛欲を断滅し、
もう二度と輪廻によって
別の世界に生まれなくても良いと
という境地に達する必要がある。
この安らぎの境地を涅槃と言う。
涅槃の境地に至るために、
所有物を手放して出家し、
他人への愛を手放して、
「原因があって生じる
あらゆる物事は
全て変化し消え去っていく」
だから、
「いかなるものも私ではない」という
真理を正しく洞察し、
瞑想によって心を整えて、
執着や欲望にとらわれない、
正しい生活をしなくてはならない。
って言ってるの!
正しさってなにさ?
と思ったところで、続きは次回に
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