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八卦からみた叔母の名「佳子」は、美人より格上

八卦からみた叔母の名「佳子」は美人より格上

普段から何気なく習慣や文化として使っている漢字の中にはすでに、意味を理解することによって「良く解釈」することの余地もあり、その反対に「悪い側面を取り上げて戒めとする」という両面が隠れている。

これは字源とは全く別の解釈だ。字源はこういう形がこういう文字になったということを解読するものである。もちろんその過程を知る事は大事だが、その背後に秘められたイメージを読み解く事はもっと重要だと考えています。


漢字のルーツとなった八卦の記号:「卦」の「圭」について、

土を重ねる「圭」いう字がある。名前にも使われるが「佳人」や「桂」「鮭」などおめでた系に使われている。

私には佳子という名の叔母がいるけれど、若いころから本当に何をしても美しい人なの。

今80代になるのですが、彼女に「佳」がついているのは、ある意味で納得。なんといっても「美人」より挌上の「佳人」。美人の次が「麗人」らしいから・・・ただの美人じゃないってことなんだなぁ、と思っています。

ちなみにヒンシュク買いそうですが、ウンチクと思って聞いてね!


美人度別、女性の呼称。


容姿が綺麗な順に、佳人、麗人、美人、並上、並。
ボーダーより下の言い方は、並下、醜女(ぶす)、違面(いづら)、面誤(つらご)。
良くもまぁ、ここまで分かれてるもんだ!と思います。

ブスの語源に関しては諸説あって、「トリカブト(附子、ぶす)によって中毒を起こし、表情が乏しくなった者を指す」とする説もあるけど、わかりやすくいえば、四谷怪談の通称「お岩さん」のこと?

ブスという言葉は、戦前には使われていなかったことと、女性を指して用いられる語であることから、警察の出版した隠語集に記載されている「不細工な「スケ」(不良が使う女を表す隠語)が「ブスケ」となり、「ブス」となった。」という説が有力で、警察で生まれた差別用語として、私は覚えておくことにしますわ。

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さて、八卦の「卦」の「圭」にはどういう意味があるのだろうか?


土をふたつ重ねる「形」は、実は易では「乾為天」と並ぶ、最高の卦である「坤為地」を表している。

「土」は易でいうところの「坤」。大地を表し、数字は末広がりの「八」。性質は「受容性」です。


この卦が得られるときは、第六感のセンサーが敏感に働き、願いが全て通りやすくなり、望みが叶う時なんですね。

目先の利益や憎悪の感情を捨てて、第六感を信じて従えば幸運がもたらされる。一番喜ばしい形なのである。「圭」に、人偏がくっつけば、人間関係が通っていく、優れて最上級の「美」となる「佳」。生活を豊かにしてくれる、という意味もあるの。

また、縁起の良い魚であれば「鮭」。樹木なら、めでたい「桂」となるわけ。ちなみに漢字の「水」も易が表す八卦の記号と対応していることは言うまでもない!

漢字ってすっごーい!


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