快適=室温?
とても暑い日が続きますが、体調崩されたりしていませんでしょうか。
今回は普段あまり意識しない、湿度と身体の関係について、お話させていただきます。
みなさん気温や室温って気になりますか?
これだけ暑いと気になりますよね。
ついつい室温を24度とかに設定しちゃうかもですが、自分の快適な温度ってなんとなく把握していると思います。
じゃあ自分の快適な室温ってご存じでしょうか?
最近は温湿度計なるものがあって、一目で室温だけでなく、湿度も確認できます。
熱中症判定もあったりして、高齢の方と同居されていたり、高齢の方が働いている職場なんかには特におすすめです。
実は、人の生活環境の快適さにおいて、湿度はとても重要な部分を占めるのです。
湿度の果たす役割
実は健康という意味では、温度以上に湿度はとても大事です。
上記画像のように、40~60%の湿度であれば、カビが繁殖しづらい、ウイルスが増殖しづらい環境を作ることができるからです。
昔の家は水回り(トイレやお風呂)は家の外、もしくは母屋の外にあって、家の中に湿度を入れないように作られていました。
また、木が現しのまま使われ、壁には土壁、床には木や畳が使われることで、炊事で煮炊きした湿気や、人間が呼吸する際に掃出される湿気を吸着してくれるものがありました。
ですが、現代の家や職場では湿気を吸ってくれるようなものがほとんど使われておらず、壁や天井はビニールクロスと呼ばれる塩ビシートで覆われてしまいいているため、適切な換気がなければ湿度はどんどん上がっていきます。
ですので、夏場にはパンにカビが生えやすくなったりします。
また冬には乾燥のし過ぎで風邪やインフルエンザが流行ったりします。
これは、日本の気候に合った1000年以上続く昔ながらの家づくりが、ここ50年ぐらいの間に欧米式の現代の家づくりに大幅に変わったことで起きる、副産物なのです。
その他に、湿度が20%違うと体感温度が2~3度違うと言うデータがあります。
実際に、木の家づくりをしている私の仲間の工務店さんが、大阪市天王寺区の街中ど真ん中に建てられたお宅の住まいで、夏場35度位に室温がなっても、エアコンを使わず、扇風機だけで暮らしているそうです。
実際に、木を現わしで使い、壁に珪藻土を塗っている私の家では、夏場エアコンを使いますが、以前マンションに暮らしていた稼働時間の半分以下になっています。
冬場でも、空気が乾燥するからと加湿器をつけられることがあるかと思いますが、湿度が上がると体感温度が上がった感じがするのではないでしょうか。
私の大好きなサウナなんかは、その典型的なもので、室温は45度程度とお風呂と同じ温度ですが、湿度は75~80%になっており、お風呂よりもだいぶ暑く息苦しい感じがします。
湿度も上がりすぎると、人間の体にとってはとても負担となってしまうのです。
また私のようなアレルギーもちや、喘息もちは冬場が結構大変です。
湿度が40%を切ると、
皮膚が乾燥することによって湿疹、蕁麻疹、皮膚のかゆみの悪化が起きたり=アレルギーが悪化しやすい
粘膜の乾燥によって、喉や鼻腔の抗菌作用や抗ウイルス作用が弱ってしまいます=風やインフルエンザにかかりやすい
喘息もちは、呼吸で喉の粘膜が乾燥し、喉が敏感になることで発作が起きやすくなります。
まとめ
以上のように、湿度は
①カビやウイルスの増殖を左右する
②体感温度を上げたり下げたりする
③アレルギーや喘息の発作に左右する
といった効果があります。
是非皆さんのご家庭でも、温湿度計を設置していただき、40~60%の湿度を保っていく事で、①による体調面や、②による快適度向上、③アレルギーや喘息対策を図ってみてください。
次回は、そんな湿度を保ってくれる“塗り壁”についてご紹介したいと思います。
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