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美人女子アナの沈黙 第4巻 体調不良の恥ずかしすぎる理由


■まえがき

朝の情報番組でMCを務める人気女子アナの吉川美桜は、自らに敵意を抱く共演者の先輩女子アナから生放送中に衣装を剥がされ、あろうことかカメラの前で下着姿を晒してしまうことになった。
 画面はすぐにCMへと切り替わり、美桜の破廉恥な下着姿が視聴者に晒されたのは僅か数秒の事であったが、由々しき放送事故を引き起こした先輩女子アナは放送終了後、即刻番組を降板させられることになる。
 ただ、美桜は加害者である先輩女子アナのことを決して恨んではいなかった。なぜなら、生放送で下着姿を晒すのは母親を誘拐した犯人から要求されていたことでもあったからだった。
 思いがけない事態により、自ら女子アナ生命を傷つける事なく犯人からの要求に従うことができた美桜だったが、誘拐された母親を助け出すためにはまだ安心してばかりはいられなかった。
 犯人から送られてきた次なる要求、それは人気女子アナを大勢の視聴者の前でさらに辱めるもので、美桜は終わりなき羞恥地獄に心の底から震え上がり、そして下半身を熱くさせた。
 朝の情報番組の本番直前、控え室にいる美桜の元に犯人から一通のメールが届き、それを読んだ美桜は、犯人がスタジオの中にいる番組関係者ではないかという疑念を抱き始める。
 そして、犯人の要求には絶対に逆らえないことを悟った美桜は、自らの手で秘部の奥に異物を忍ばせ、スタジオへと向かった。
 やがて、朝の生放送が始まり、カメラの前でいつもと変わらない爽やかな笑顔を見せる美桜。しかし、番組が終盤を迎えた頃、ついに恐れていた事態が起きる。
 あぁん・・・。突然秘部の奥に埋まった異物が振動し始め、美桜はニュースを読んでいる最中に堪らず言葉を詰まらせてしまう。
 一体誰が異物を操作しているの、このスタジオの中にやっぱり犯人がいるの、美桜はそんな事を考えながらも必死に平生を装いニュースを読み続けた。
それでも、秘部の奥で止まることなく蠢き続ける異物によって、人気女子アナの理性は次第に奪われていき・・・。
番組がエンディングトークに入り放送終了が近づいてきたその時、美桜は突然「あぁぁん」とはしたない喘ぎ声を放ち、カメラに向かってアヘ顔を晒したかと思うと、程なくして、朝の生放送にあるまじき女子アナの何とも卑猥な姿が画面に映し出されたのだった。

※本文文字数:およそ11600文字

■海老沢薫 BLOG

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■第一章 干されてしまった先輩女子アナ

朝の生放送の情報番組はまさに放送事故と呼べる衝撃的な映像を映し出していた。お天気コーナーが終わり画面がスタジオに切り替わった途端、なんとMCを務める吉川美桜がパンティ一枚の姿でカメラの前に立っていたのだ。
 しかもパンティは生地の面積が小さく、レース地でスケスケであったため、下腹部に生えた恥毛が露わとなり、ほとんど裸同然の恰好であった。
 そして、生放送中に美桜の背後に近づき、ワンピースのジッパーを一気に下ろした先輩女子アナは満足そうな表情を浮かべ、パンイチ姿になった美桜を嘲笑うように眺めていた。
その後すぐに番組はCMに入ったため、美桜のパンイチ姿が画面に映し出されたのは僅か数秒の事であったが、それでもテレビを見ていた視聴者達は、その衝撃的な光景をしっかりと脳裏に刻み込んだに違いなかった。
 生放送中にあまりに恥ずかしい姿を晒してしまった美桜は、CMに入ると慌ててずり落ちたシースルーのワンピースを拾い上げ、すぐにそれを身に纏っていった。
 元々、今朝の放送で下着姿を晒すよう、母親を誘拐した犯人から要求されていた美桜にとっては、この予期せぬハプニングはある意味、不幸中の幸いでもあった。
 生放送中に自分の手でワンピースを脱ぎ捨て下着姿を晒すような事になれば、世間から変質者のレッテルを貼られ、もう二度とカメラの前に立つことができなかったかも知れないが、共演者の先輩女子アナの悪戯によってワンピースを脱がされ下着姿を晒した事で、美桜は被害者として捉えられ、視聴者達に同情されているに違いなかった。
 本番中に美桜のワンピースを脱がして放送事故をもたらした先輩女子アナは、CM中に男性スタッフらによって強制的にスタジオの外に連れ出されることになった。
 そうしてCMが開けると、MCの男性アナウンサー、高橋が神妙な面持ちで視聴者達に謝罪をしたのだった。
「さきほど大変お見苦しい映像が流れ、視聴者の皆様にご不快な思いをさせてしまいました事を深くお詫び申し上げます」
高橋がそう告げると、画面には高橋と美桜が二人揃って深々と頭を下げる姿が映し出された。
 番組はそのまま何とか放送終了を迎え、美桜は予期せぬ形で犯人からの要求に応じる結果となった。カメラの前で裸同然の姿を晒したことは死ぬほど恥ずかしかったが、それでも犯人からの無茶な要求を一番ダメージの少ない形で実行できたことに、美桜はどこか安堵していた。
 番組終了後の会議では、生放送中に美桜のワンピースを脱がした先輩女子アナが吊し上げにされ、プロデューサーらから厳重注意を受けることになった。
「君は一体何を考えているんだ!この番組を終わらせるつもりか!」
プロデューサーから罵倒された先輩女子アナは悪びれる素振りも見せず、それに対して真っ向から反論した。
「吉川さんが毎日着ている破廉恥な衣装の方がよっぽど問題じゃないですか!あんなシースルーの衣装を着るくらいなら、いっそ裸で出演したらいいのよ!」
先輩女子アナは物凄い剣幕で、これまで胸の奥に溜め込んできた美桜に対する怒りや不満を一気に爆発させた様子だった。
 結局、会議の場で先輩女子アナの番組降板が決定し、アナウンサーとしても干される事になった。美桜はその決定を俯きながらただ黙って聞いていた。自分のせいで先輩が番組をクビになってしまうのはとても心苦しく、やるせない気持ちで一杯だったが、誘拐された母親を救うためには、同情ばかりもしていられなかった。
 今朝の放送が終了した後、番組公式サイトには視聴者から昨日以上に多くの投稿が寄せられ、前代未聞のハプニングの反響の大きさを窺わせる事態となった。
『美桜ちゃん、パンイチ姿を見せてくれてありがとう!今日も朝から頑張れそうです』
『美桜ちゃん、オケケまで見せてくれるなんてサービス良すぎ!朝から興奮して仕事が手につきません』
『美桜ちゃん、スゴいスケベなパンティ穿いているんだね。女子アナとしてはどうかと思うけど、俺は嫌いじゃないです』
『美桜ちゃんの胸、想像以上にデカくてビックリしました。これからもっと露出度の高い衣装を着ても大丈夫だよ』
『美桜ちゃんのワンピース脱がした女子アナ最高!いっそパンティも脱がしてくれたら良かったんだけどなぁ』
『美桜ちゃん、ついにその体解禁してくれてありがとう!これから全裸で生放送やっちゃいなよ』
コメント欄には男性視聴者からのそうした投稿が溢れ、予期せぬハプニングに対して批判的な投稿よりも、むしろ好意的な投稿の方が圧倒的に多かった。
 当の美桜は視聴者のそんな反響をよそに、羞恥に震えながら犯人からのメールが届くのを待っていた。犯人は今朝の放送を見てちゃんと納得してくれているのか、決して自分の手で服を脱ぎ捨て下着姿になったわけではなかったので、美桜はそれがずっと気になって仕方なかった。
 而して、放送が終了して四時間以上が過ぎお昼を迎えた頃、ついに犯人からのメールが美桜のスマホに届いた。美桜は恐る恐るそれを確認すると、そこには衝撃のメッセージが記されてあった。
『吉川美桜様 今朝の放送を拝見させて頂きました。見事な下着姿を披露して頂きありがとうございます。お母様は無事ですので安心してください。それでは次の要求をお伝えします。下記リンク先の商品を今すぐ購入し、三日後の生放送でそれをアソコに挿入しておいてください』
そしてメールにはリンクが貼り付けられており、それをクリックすると通販サイトが開かれた。
「えっ・・・」
サイトに表示された商品を見た美桜は思わず驚きの声を漏らした。
 なんとそれは大人の玩具であるリモバイだったのだ。美桜は今までこんなアイテムを買った事も使った事もなく、見ているだけで羞恥心が込み上げてきた。犯人はこんなモノを生放送中にアソコに挿入しろっていうの?想定外の要求に美桜はたじろぎ、エスカレートしていく犯人の要求が恐くて仕方なかった。
 それでも母親の事を思えば躊躇っているわけにもいかず、美桜はとりあえずその商品を通販サイトで購入したのだった。商品はすぐに配送されるようで、何とか三日後の放送には間に合いそうだったが、それをアソコに挿入して生放送に臨まなければならないのかと思うと、美桜は今から憂鬱で仕方なかった。
 翌日、帰宅した美桜は郵便受けに例の商品が届いているのを見つけ、それを部屋の中で早速開けてみたのだった。箱の中には卵形の本体とリモコンが入っており、美桜は本体を手に取ると、それを恐る恐る秘部の中へ挿入していった。
「あぁん」
秘部に異物が触れる感触に美桜は堪らず喘いだ。
 リモバイを秘部の奥まで押し込んだ美桜は、何とも言えない背徳感に襲われ、下半身から漂う快感に悶えた。こんな状態で本当に生放送に臨む事ができるのかしら・・・。下半身に想像以上の刺激を感じた美桜は不安でならなかった。
 そしてさらに、美桜は本体と共に入っていたリモコンを手に取ると、試しにそのスイッチを入れてみたのだった。
「あぁぁん」
秘部に挿入されたリモバイが突然激しく振動し始め、美桜は下半身から突き上げる強い快感に襲われ、堪らず大きな喘ぎ声を放って悶えた。
 もしも生放送本番中にリモバイが動き始めたら・・・。美桜はそう思うと、とても平生を保っていられる自信がなかった。きっとその時はテレビカメラの前で悶え狂い、女子アナとしてあるまじき無様な姿を視聴者に晒すことになるに違いないのだ。
 あぁん、そんなの絶対イヤ・・・。最悪の事態を想像した美桜は羞恥に震え、慌ててリモコンのスイッチを切った。犯人からの要求を実行しなければならない放送まで後二日と迫り、美桜は最悪の事態が訪れない事をただ祈るしかなかった。
 而して、ついに約束の放送日が訪れ、美桜は家を出る時からずっと緊張したままだった。鞄の中にはしっかりと例のリモバイを忍ばせ、局に着いてから秘部に装着することにしていた。
 それにしても、犯人は一体どうやって自分がリモバイを装着していることを確認するつもりなのか、美桜はふとそんな疑問を抱いた。秘部に挿入している以上、テレビカメラに映るはずもなく、絶対に分からないはずだった。もしかしたら装着していなくてもバレないかも知れないわ・・・。美桜は局に向かうハイヤーの中でいつしかそんな淡い期待を抱いていた。
 しかし、美桜のそんな淡い期待は、この後呆気なく打ち砕かれてしまうことになるのだった。

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