転職エージェントについて

転職エージェントとは

転職をしようと思ったら、大概の人は転職エージェントを思い浮かべるのではないかと思います。
毎日のようにテレビコマーシャルでも流れています。

誰しもが知っているところと、あまり聞いたことがないところ
世の中に転職エージェントはとても多く存在しています。

転職エージェントは正式な言い方をすると
有料職業紹介事業ということになります。
これはそのまま有料で職業を紹介しますよということ。
労働局に申請をしなければこのお仕事はやってはいけないことになっています。
申請すればそれだけで良いのかというと、そうでもなくって、ちゃんと審査があります。

私もサラリーマンを辞めた時に、すぐにこの有料職業紹介業を始めました。
履歴書、職務経歴書という個人情報を扱う仕事なので、ちゃんと鍵かかかるオフィスがあることとか、鍵がかかるキャビネットがあるとか、打ち合わせをするスペースがあるとか、結構めんどくさいです。
でも労働局の方が確認に来るので、適当では済まされません。
時間にして5分くらいの確認ですが、その時間立ち会いをしなければならないので、やはり面倒。

大手転職エージェントに登録をした方はわかると思いますが、この転職エージェントの利用料金は基本無料。
一部有料のところもありますが、大抵は無料です。
そんな無料で商売になるのか?
実はこれとても大きな商売になります。

この有料職業紹介事業は、その会社が紹介して、求職者が転職に成功する、つまり成約すると、入社した会社から手数料が入ることになっています。
なので「有料」と言います。
この手数料が、理論年収、つまり税込の月々のお給料の12ヶ月分と、前の年に賞与が出ていればその実績の35%から40%です。
つまり年収が300万で成約すれば、手数料として100万くらい入ってきます。
年間10人の方を紹介して、成約すればそれだけで売上げは1,000万になります。

すごい商売です。だから利用するのは無料なんです。

とは言っても、求人や求職者がその辺にゴロゴロしているわけではありません。
そこには求人のデータベースの会社、求職者のデータベースの会社があるんです。
そこのアカウント料がそれぞれ20万くらいするんです。
なので、月に一人年収300万の人が制約しても、利益は60万円です。
在庫をもつ仕事ではありませんが、もし一人も決まらなければ、毎月40万の赤字です。

結構ハイリスクハイリターンの仕事です。

そんなの簡単に決まるよって思うかもしれませんが、毎月たくさんの転職エージェントの会社が立ち上がりますが、辞めていく会社もものすごく多いのが実情です。
よっぽどどこかと太いパイプがないと、正直厳しいです。

転職エージェントと転職サイト

転職エージェントと同じような言葉でよく聞くのが転職サイト。
よく考えればわかりますが、エージェントとは代理人ということ。
大谷翔平がドジャースに入団する時にも、代理人、エージェントという言葉がよく使われました。

転職サイトとは?
これは転職しようと思った人が見にいくサイト。
つまり情報だけです。

この転職エージェントと転職サイトの違い
これは単純で、自分でやるか、他の人にやってもらうかの違い。
求人を探す
履歴書、職務経歴書を修正する
企業に応募する
面接の日程調整をする
年収の交渉をする
こんなことを自分でやるかやってもらうかという違い。

エージェントサービスで気をつけたいことと言えば
大きいのは職務経歴書。
一見添削してくれて、良いサービスのような感じですが
そんなことはないんです。
大手エージェントだと、その看板で面接になることが多い。
つまり、あまりキャリアの深掘りをしてくれないことが多い。
「せっかく大手で添削してくれたから、そのまま直接応募しよう」
だとしても書類選考が通ることは少ない。


転職エージェントの実力

そんな転職エージェントですが、利用するにしても残念ながらその実力がバラバラです。
しかし、求職者は力があるってことはわからないので、どうしようもできないことが多いです。
担当者を簡単に交代ってこともしづらいのが現状。
でも、それでも転職や就職は自分の人生のとても大きなターニングポイントになります。だからどうしてもって時には交代を言っても良いと思います。
もし個人でエージェントをしているなら、利用をやめる。


まとめ

転職エージェントは基本無料
自分に合わないなって感じたら交代を依頼、もしくは別のエージェントにする。

自分の転職です。貪欲で当たり前。転職エージェントに気を遣う必要はありません。

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