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人物撮影のフォトグラファーをしています。 ただの日記、ただの独り言です。 日々の学びと…

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人物撮影のフォトグラファーをしています。 ただの日記、ただの独り言です。 日々の学びとか、自分が感じたことの記録として始めました。撮影以外の日常のことも書いていきたい。ほぼ、自己満ですので痛い文章などもありますが見てくれた方ありがとうございます。

最近の記事

美しき日常

美術館の中の薄暗い展示室を出る。 出入り口に立っている女性係員の横を通りすぎた時「サンキュー」と声が聞こえた。 私はその言葉につまずきそうな心持ちになったが「まぁそうだよな」と一瞬の間に理解をした。 なぜならこの美術館の中にいる来館者は、 外国人観光客が六割か七割といったところで 自分を含めた日本人は極めて少数だということはここに入った時から頭の中に刷り込まれていたからだった。 歩みを進めている私のかかとのすぐ後ろにその「サンキュー」は放物線を描きながら力なく着地する。

    • 『きみがおうちのポストをあけたとき』

      かんたは高校時代からの僕の友人の長男で 5歳の時に七五三の写真を撮った。 もうあれから3年も経っていて、 その間に1度、僕の家に遊びにきたことがあった。 先日、友人のダンスのイベントに足を運んだ時に久しぶりにかんたと会った。 あぐらをかいて床に座っている僕の横に かんたは同じように肩を並べて座った。 横に並ぶとかんたの頭の高さは僕の頭ふたつ分ほどの差がある。 「えびさん!!」 大音量の音楽が鳴り響く中、 普段はシャイで物静かなかんたが声を張って僕の名前を呼んだ。

      • 桜を見たことのない君へ

        桜の花は何色だと思う? 白色という人もいれば 桃色という人もいるんだ。 一円玉ほどの花びらが五枚、 鮮やかな黄色のおしべを囲うようについている。 おしべに近い中心部だけが、 ほんのりと少しだけ桃色をしている。 枝は両手を大きく広げたように伸びていて、 その花が爛漫と咲いている様子を見ると、 白色なのか桃色なのか、 分からなくなるくらいに、 その二色が絶妙に交わり合っている。 いつか君が、桜の木を前にした時のために、 桜の楽しみ方を教えてあげよう。 いいかい? まず

        • 監禁されていこう

          映画館で見る映画の良さを改めて噛み締めた最近 あたりまえだけど 映画館ていう監禁された状態の魅力っていいなぁ NO Cell phone NO Talking NO Noise NO Kicking 「お前は全てのコミュニティと 能力を捨てて、ただここで映画だけ見ろ」 マナー映像はそう言ってる でもその監禁状態の充実感がたまらん -どうすることもできない- 諦めの状況下だから 神経とか意識が研ぎ澄まされて その対象に対して全集中できる 全身でその対象を感じられ

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          35年生、ガストで山盛りポテトフライを喰らう

          4月で35歳になった この一年振り返ってみようと 思考を巡らせるために1人で近所のガストに入った6月の夜 中学生の時から来てるファミレス 気付けば、不気味な電子音を発したロボットが 席まで料理を運んでくることも慣れてきている2023年 ドリンクバー + 山盛りポテトフライが鉄板だったなぁと、(ポテトが鉄板に乗ってきたわけではありません) 窓際の席で10代の自分の残像を見た。そんな35歳はハイボールを頼む。 この1年間の出来事を無理やり思い返すと、 なぜか、安倍晋三が撃た

          35年生、ガストで山盛りポテトフライを喰らう

          自己肯定感って上がったらいいの?

          先日の撮影で 撮った子から 「海老名さんに撮ってもらえて自己肯定感が爆上がりしました!」 とすごく嬉しい言葉をいただきました とっても嬉しく思ったのと同時に感じた違和感 なんだろう 自己肯定感が爆上ってるって きっとめっちゃ喜ばしいことなんだろう 僕にとってはあまり馴染みがない言葉でしたが 自己肯定感を調べてみると -ありのままの自分を肯定すること- らしいのです さらに自分の中で落とし込むと -好きな自分も嫌いな自分も肯定する気持ち- と言えるかなと思いました。

          自己肯定感って上がったらいいの?

          プライドはないけど愛情はある!!!

          最近改めてお客さんに成長させてもらってるなぁとつくづく思います 月並みな言葉に聞こえるかもしれないですが 心から実感しています 意外と思われるかもしれないですが、 僕は自分の撮影の腕にプライドを持っていません 構図がどうとか ライティングがどうとか 撮影のセオリーやテクニックの話になればまだまだだし、ここ数年「完璧!」って思えた撮影は一度もないんです でも自分が撮ったことで その写真に写ってる人達には 最大限の愛情があります! ちょっとややこしいんですが 自分の技

          プライドはないけど愛情はある!!!

          無茶な要望をされた時どうする?

          親身になって接するって言葉、よく聞きます。 もっと相手に寄り添いたいと思った時に、 “親身になる”の意味を調べてみたことがあります 「肉親のように接すること」 「まるで本当の親子または、兄弟のように相手に気を配ること」 と書いてありました。 自分なりの親身になることの形が改めて認識できました。 仕事に置き換えた時に プロに撮られる撮影って、 お客さんにとっては初めての人が多いから 知らないがゆえに理想と現実がかけ離れた要望をされることがあります それは当たり前のことで

          無茶な要望をされた時どうする?

          新34年生!!

          2022年4月26日 34歳の歳を迎えました。 実は去年の途中まで 自分を34歳だと勘違いしておりまして、 気分的には1歳早く時が進んでいたので、 なんとなく今は得した気分です 今回話したいのは「誕生日おめでとう」 っていう言葉について 30歳を越えてくると、周りの同世代の人に お誕生日おめでとうって 言いにくいなぁと感じていました。 特に女性には笑 なぜそう思ったかというと 歳を取るっていう言い方が 個人的には「老い」のイメージがあって、 マイナスイメージで捉え

          新34年生!!

          アンパンマンのマーチは人生の教科書

          改めて聴いた時に アンパンマンのマーチには人間が生きることの本質が歌われてると感じた ------- なんのために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ 何が君の幸せ 何をして喜ぶ 分からないまま終わる そんなのはいやだ 今を生きることで 熱い心燃える だからぼくは行くんだ 微笑んで ------ 僕の人生のバイブルと言ってもいい書籍に 「七つの習慣」と「嫌われる勇気」という本があります。 この本が言ってることと アンパンマンのマーチが言

          アンパンマンのマーチは人生の教科書

          餌なんかじゃない。エネルギー。

          久しぶりの居酒屋での宴。 男3人、溝の口で待ち合わせ。 僕が宣材写真を撮ったコンサルタントの人が、 先日、本を出版。 この日はそのお祝い。 撮影の時は、普段からその人の髪を切ってる 美容師さんもヘアセットで入ってもらった。 ちなみにその美容師さんは僕の髪も6年くらい切り続けてくれている。 コンサルタントさん 美容師さん 僕 乾杯。 生ビールの中ジョッキをひさびさに握ると ずっしりと懐かしい感覚。 この3人では一度撮影の打ち上げで飲みに行った時、想像以上に盛り上がった

          餌なんかじゃない。エネルギー。

          勝手に無くなっちゃえば諦めがつくのに

          断捨離をしている。 学生時代から所有している CDやDVDや本、、、 捨てられないんだよなぁ。特にCD。 音楽でも映画でも 今はストリーミングで大体は見られるし、 また必要ならネットですぐ買える。 勝手に消えて無くなっちゃえば諦めがつくんだけど、そこに有るから手放せない。 この不思議。 何十枚とあるCDが入ったケースから 特にお気に入りを取り出しては、 別のケースに移すという作業をする。 「移す」ことを目的として「処分」は先延ばしにしてる自分に気づく。 あ、これは

          勝手に無くなっちゃえば諦めがつくのに

          プロって一体、、、

          今日は千葉の職場まで朝から車で向かう。 外は雨。 左右に振れるワイパーがメトロノームみたいで 眠気と闘いながらアクセルを踏む。 フロントガラスを滑っていく水滴がスピードの出し過ぎを警告してくれる。 安全運転。安全運転。 川崎から千葉までは湾岸線を使って向かう。 お台場を過ぎて、葛西臨界公園を過ぎて、東京ディズニーランドを過ぎて、湾岸習志野で高速を降りる。 なぜ千葉に向かうかというと、 千葉のスタジオの撮影の見学研修に行くから。千葉のスタジオは社内でも子ども撮影のクオリティ

          プロって一体、、、